20話 ページ22
その日、鈴野さんは
学校に来なかった
よっぽどショックなのだろう
女子『侑、鈴野と別れたんやろ?』
女子『ほんなら私と付き合わん?』
女子『えぇー私〜』
萩野「おぇっ、またやっとる
治くんのがカッコええに
決まっとるのに………」
A「ソダネー」
「………」
(さーて、なんて返すかね)
侑「あー」
「ごめんな、アンタらとは
つきあえへんよ
ちゃんとすきやないしな」
A「!」
(……ちゃんと断れてるし
しかも理由もちゃんとしてる)
萩野「?なんかアイツ変わった?」
A「だよね
なんか、優しくなったかもね」
萩野「でも裏があるに決まっとる」
A(確かにね…それは否めない)
萩野「下心なしに優しくなる
奴なんておらんやろ」
A「ま、そうだね」
「………」
(やっぱり、純粋には
変わらないか)
侑「なぁ、音嶺」
A「?」
侑「昼休みに屋上に来てくれへん?」
A「わ、わかった」
萩野「ガルルル………」
A「どうどう」
侑「ほな、またな」
A「うん………」
萩野「ちょっと、ええん?!
何されるかわからへんよ!」
A「でも、いってみる」
(………なんだろう)
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作者名:ぽてとふらい | 作成日時:2018年9月17日 22時