四十仕事 ページ42
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しごと、仕事、しないと。
あ、でも久世さんに今日はやるなって言われたんだっけ。
ゆらゆらとした眠りの中で、双葉は思考する。
だんだんと意識がはっきりしてくると、額にある冷たいものの存在に気づく。
つめたい。きもちいい
暑くて寒い体に、その冷たいものはなんだか心地が良かった。
双葉はくっつきたがる目をゆっくりと開く。
視界に見慣れた部屋の天井が広がっており、久世に自分の部屋へ運ばれたことを理解する。
「あ、起きた?」
「!?」
ぎょ、と双葉は目を見開いた。そして、顔は驚愕に染まっていく。
顔を覗かせたのは久世じゃなかった。
久世ではない男だった。
しかも凄く見慣れた顔だった。
一瞬、自分は本当は自分の部屋にいないのでは、とか疲れて幻覚を見ているのか、とかそういう考えが頭をよぎった。
「おはよ、A。ちょーしどう?」
「ちょうし、」
男の気さくな問いかけに、返事をしようとして掠れた声が出た。
ちょっと恥ずかくなって、体を横に向けた。
横になっている双葉の目線に合わせて、ベットに手を付きしゃがみこんだ男は、心配げに双葉をじっと見てくる。
「なんかいるものある?」
「…それより、なんでお前がここに…」
双葉は、聞いてくる男に答えず、呆気にとられたまま声を出す。
何故、週末会おうと約束している自分の友人が、自分の仕事場_久世邸_にいるのか。
「え、お金貰えるから?」
「……なんだそりゃ」
答えになっていない答えのようなものを聞いて、双葉は力が抜けた。
「オレの働いてるとこの1番偉い人にお金やるからAの看病しろって言われちゃってさ」
「偉い人」
「ああ、久世社長ね」
そして双葉は再び驚く。
まさか友達が雇い主の会社で働いてるとは。
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壱(プロフ) - 白銀の狼さん» 猫たちの名前は白銀の狼様の案を採用させて頂きました!ありがとうございました! (2019年12月15日 23時) (レス) id: 16a8646f1c (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - アリアさん» 名前ありがとうございます!わざわざ作者の戯言にも気遣いいただいて…続編は作ります (2019年12月8日 13時) (レス) id: 16a8646f1c (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - 白銀の狼さん» センスある名前ありがとうございます! (2019年12月8日 13時) (レス) id: 16a8646f1c (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 猫の名前ですが、きゃらめる、とかちょこ、とかばにら、とかひらがなでスイーツ系でつけてそうです...!私は続編に行こうが見ますし、作者様が作りたくないと言うなら素直に受け止めますのでじっくり考えて続編出すか出さないか決めてください♪ (2019年11月11日 18時) (レス) id: 39676cde20 (このIDを非表示/違反報告)
白銀の狼(プロフ) - 猫さんの名前お母さんはリズ、お兄さんはリオ、弟さんはリトなんてどうでしょう? (2019年11月11日 0時) (レス) id: d028fadf80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ | 作成日時:2019年5月6日 21時