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〈因みに、上界は“天使の国”、下界は“悪魔の国”と呼ばれています！
皆さんには、これからしばらくアマ星に慣れるために、ここ死者の国で生活をしていただきます。そして、充分な生活が送れるようになってきたら、貴方がたに“選別”を受けていただきます！
この“選別”とは、自分が天使になるか悪魔になるかを決めるものです。自己判決はできませんが、どちらも良い種族なので安心してくださいね〜！〉
そうそう。悪魔って聞いたら悪いイメージかもしれないけど、この世界はそうじゃないんだ。それに悪魔の見た目ってカッコいいし！
〈以上でアマ星説明会ムービーを終わります。よろしければ、お配りしましたアマ星カタログをご参考にしてくださいね〜！〉
今まであれやこれやと説明していたミニキャラが画面内で手を振ると、そこでムービーは静止画となった。
「う〜ん…。まあ良いんじゃないですかね？ 実際覚えること全部を紹介してちゃキリがないでしょ」
「オレも同感です。詳しくは現地の先輩に聞けば乗り切れますし」
私とイムで振り返ってそう言うと、センパイは口の端を持ち上げてタブレットを掴んだ。
「オーケイ♪ じゃあこのまま上に提出しちゃうよ〜ん」
ご協力感謝する、と言い残して、センパイは部屋を出ていった。
「……さて……。ミラ、仕事再開だ」
「ぅえ〜〜…ヤダヤダ死者の国にいたあの堕落した日々に戻りたいぃ〜〜」
「いいから黙ってやれ！！」
駄々をこねる私に、イムの喝が飛ぶ。
はぁ〜…。
しょうがない、やるかぁ。
☆☆☆
「あ〜〜っもう、疲れた！！」
「叫ばないでくれる…？」
隣で絶叫したムミは、抱えていた箱をドサッと地面に下ろす。
「全く…なんで天使は書類整理がメインの仕事なのに、アタシら悪魔は力仕事ばっかなのぉ〜？ ライもそう思うでしょ？」
「そうは言っても、そう言う決まりなんだし…」
僕ら悪魔の仕事は、上界──天使の国から送られてきた書類や荷物を整理して、情報を管理している上層部に届けたり、持ち主に渡したりすることだ。
「どうせなら、そういう“術”持ってる人がやればいいのに」
ムミがボソッと呟いた。
術、というのは、死者から天使または悪魔になるときに個人に与えられる特別な力のこと。
術というのは総称で、その中でも細かく属性で分かれる。例えば僕の場合は“
ムミは確か“
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有ノ手若葉(プロフ) - ニゲラさん» うわぁありがとうございます！！｡:ﾟ(;´∀`;)ﾟ:｡神作品には…なれないかもしれないけど、頑張ります！！ (10月30日 20時) (
レス) id: d2f665fe39 (このIDを非表示/違反報告)
ニゲラ(プロフ) - 早速来ました！現段階ですでに神作品の予感がする…！ (10月30日 20時) (レス) id: 75011c5dbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有ノ手若葉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mit2tiskb11/
作成日時：2023年10月30日 19時
