優しさに呪われて。 (ページ10)

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「あ、結構美味しいんだね！」

「ったりめぇだろ。」

私は今、彰人とパンケーキを食べている。

来ているお店は彰人のお気に入りの店らしく、

満面の笑みで食べている。

「今日はありがとね。」

「いや、いいんだよ。この後ここらで予定あんだろ？」

「うん、ちょっとね。」

実は新からライブに来いと言われているのだ。

その後はスイーツ巡りをするとの事。

知り合いも来るって言ってたけど。

「………あ、そろそろ時間だし行こうかな。」

「俺もだな。途中まで一緒に行くか。」

「うん。」

お金を払ってお店を出る。

そこには新がいた。

「………え？新？」

「(なまえ)が遅いから探してたんだよ。」

「時間………。」

「いつも5分前に来てたからね。」

「………あ。」

手元の腕時計を見ると集合の2分前。

いつもの私ならもう合流してる。

「………遠野と(なまえ)って知り合いなのかよ。」

「あぁ、東雲くん居たんだね。」

「酷くねぇか？」

「幼馴染なんだよ。家も隣でね。」

「はぁ！？」

彰人はすごく驚いている。

というか2人って………

「ねぇ、2人って知り合いだったの？」

「歌のライバルみたいなものだよ。」

「あ、なるほど………。」

そういえば彰人って杏と青柳くんと宮女の子と

ストリートで歌ってるって言ってたな。

「じゃあ、今日のライブって………。」

「東雲くんも出るよ。」

「………やっぱり。」

この後は3人でライブ会場に行った。