☆ ページ5
『あはは、やっぱり土井先生まだ練り物ダメなんだね』
「そうなんすよ!!俺もいつも食べろって言ってるんですけど」
「練り物を前にするとこう……固まっちゃって!」
『それで、何があっても動かないんだよねー』
「「そうそう!!」」
その後。
思っていたよりも三人と話が弾み、乱太郎達一年は組の事や先生の事で盛り上がっていた。
土井先生がまだ練り物を苦手としている事、大木先生が私の少し後に忍術学園を去って、今は畑を耕していること……
変わってないと思ったけれど、三年もあれば学園にも変化があるらしい。
そういえば、煙硝蔵も新しくなっていた様な……。
土井先生の話題で一笑いした後、なぜかそわそわとした様子の乱太郎が私に向き直った。
「さっき、前に学園にいたことがあるとおっしゃってましたよね?」
『うん、三年くらい。ちょうど、今の六年生にはよくしてもらったし、五年生とも同じ歳だったからたくさん遊んだよ!……あ、四年生も被ってるかな』
六年生、という単語に乱太郎が目を輝かせる。
しんべヱもきり丸も、目を丸くしてこちらを見た。
「……じゃあ、あの、今の六年生の、善法寺伊作先輩をご存知だったりとか……」
『伊作!?え、勿論知ってるよ!!すっごく知ってる……あ、もしかして乱太郎の先輩?』
「はい!!!私、保健委員なんです!!」
私は数秒考えて、なるほどと納得した。
乱太郎達はどうやら、自分の先輩達の話を聞きたいらしい。
私も私で今の皆の話を聞けるのが嬉しくて、大きく頷いた。
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海鈴(プロフ) - まみむーさん» わぁあとっても嬉しいです!!頑張ります! (2021年6月23日 22時) (レス) id: 7471f44b15 (このIDを非表示/違反報告)
まみむー(プロフ) - 面白い作品の予感……!更新楽しみにしてます^ ^頑張ってください! (2021年6月23日 21時) (レス) id: 53993a59b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海鈴 | 作成日時:2021年6月22日 22時