とある少女の物語

解答 ページ39

琴子side

実鈴が怯まずに､短剣を握る

その､精神力は､私が何よりも素晴らしいと思ってたことだ｡

頭痛が襲ってくる

だけど､私は我慢してた

実鈴が質問をしてくる

実鈴｢貴方は本当に人間？｣

その質問に私は答えるのを躊躇った

人間？私は？鬼じゃないの？
義理の妹を殺しかけたのに？
この手で……殺めかけたのに？

その質問を答えようとすると…

琴子｢！？ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！｣

悲鳴が響く
頭が割れるくらいの頭痛が襲ってくる
体が熱い

無惨｢！？｣

巌勝｢琴子！｣


巌勝さんが……こっちに来る……

来ないで……来ないで……


琴子｢来るな！！！｣

血鬼術を使い､薔薇の弦を鞭のように振り回す

巌勝さんはぶっ飛ばされた

産屋敷が､キメツ学園の生徒たちを避難させてるし､あのお方も､鬼学園の生徒を逃がしてる

実鈴｢姉さん！落ち着いて！！！姉さん！！！｣

実鈴は逃げずに､元に戻った刀を震える手で構えてた

その光景を見て､薔薇の蔓に包まれ､気を失った

どうして…→←(実鈴side)

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