とある少女の物語

大正のお話 琴子side ページ28

戦国から400年もの年月が経った

黒死牟さんと私は上弦の壱という位についた

私の目には上弦と壱と刻まれてた

黒死牟さんは6つ目になった

最初は黒死牟さんが人を喰らうのを私は我慢していた

けど､実鈴との死を目にしてからは､やめてと言ってる
黒死牟さんは何とか我慢してる

私の血で耐えるか

それか､既に死んでる人の血や肉を刀で補給するか

黒死牟さんに刀も教えてくれた

地獄の呼吸……

ある日､無惨からの命令が来た


｢耳に花札のような鬼狩りを見つけ次第殺せ｣




耳に花札？

縁壱さん？
いや…そんなわけない

縁壱さんは黒死牟さんの目の前で寿命で死んだ…


その時……






｢私は目標があり鬼殺隊になりました。もしもの場合、その目標を優先させてもらいます。それでもよろしいのであればその席を承ります｣


頭の中で産屋敷家の大正の御館様と実鈴が居た



｢なんで……なんで…実鈴が……｣


あの時､目の前で死んだはずだ

なんで…なんで…




私は刀と弓を持って家から出た


満月が眩しかった






｢苦しませずに……殺せるかしら……｣



人狩りに……出発した

大正のお話 5→←佐倉実鈴より

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