とある少女の物語

うそ…！？ ページ15

「可愛い子たちいるかなぁ〜？」
「うるさいぞ」
「うるさいことはいいことだ…」
「それでも度があるわよ」
「…」
「お兄ちゃんおんぶ〜」
「我慢しろぉ」

6人の人が入ってきた

私は椅子から立ち上がり白髪女子生徒を見つめる

炭治郎は刀を構えて立ち上がり白髪男子生徒を睨む

伊之助・カナヲも刀を構えて立ち上がりクリーム髪の生徒を睨む

善逸もおろおろしながら刀を構えて立ち上がり恐らく兄妹の生徒二人を睨む

玄弥も今回は風の呼吸を使えるので刀を構えて立ち上がり赤い痣のある男子生徒を睨む


「わぁ、凶暴な子たちだね〜」

クリーム髪が喋る

実鈴「髪染めは禁止なので冨岡先生の元に行ってくださいね」

私はそれだけ言うとゆっくりと前に進み彼女の前まで行く


もし覚えていなかったら？
もし私のことを嫌いになってたら？
もし頸を斬った私のことを恨んでいたら？

様々なことが押し寄せてくる

でも前に進まないと


私は心を落ち着かせて尋ねる

実鈴「貴女は夜桜琴子姉さんですか？」

一応敬語で尋ねる。

すると琴子姉さんは嬉しいような悲しいような笑みで返してくれた。

私はそれをYESだと受け取り琴子姉さんに抱きつく。

実鈴「姉さん！」


一人を除いてみんながぽかんとする。

だって琴子姉さんのことは一人を除いて誰も知らないから。

鴉には伝えたけど鴉にも他言するなと言い聞かせた。お館様も知らない。


だって琴子姉さんと始めて出会ったのは【戦国時代】だから

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