その転校生"一応"幼馴染

一応 ページ29

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『離せや、嫌がってんやろ』





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「っのん、？」




なぜ先にいたはずののんが私達の目の前にいるのでしょうか





奥からは中野さんが走ってきてのんの袖を引っ張っている





心スポで起こっていい事なのか






蒲原『は？お前には中野かおるやろ
俺のAちゃんや、好きにさせろ』




お前のものになった覚えはない




小瀧『なに勝手に自分のにしとん』




状況が理解できない…



中野『ん、ねぇ、望？』




小瀧『お前は黙っとけ、服引っ張んな、のびる』





中野『は』




蒲原『お前より俺の方がAちゃんといた時間長いんやで？お前転校生やろ？』




いや、一緒にいたというか同じ教室内にいただけ





てか普通にのんの方が長いし






幼馴染…だから、一応






中野『そ、そうだよ望、この子のことなんて…』





小瀧『俺、こいつの









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幼馴染やから』

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