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私もまた即座に弾丸を生成し、男のナイフにぶつけるが、全て薙ぎ払われる。かなり手慣れている、そして奴の分身のタイプは間違いない、メレーだ…少しでも近づくことを許せば確実に私は負ける！
「逃げてばっかじゃ俺は倒せへんで？」
「早いっ、ならこれはどうだ！」
私は意識を集中させ、光を一点に集める。光は太い光線となり男目掛けて放たれた。いくら早くても完全に避けることはできない
「くそっ、ちょっと掠ったか…」
「これで終わらないわよ、まだまだ！」
「あんなん複数撃てるとか反則やわ！」
反則も何もあるか！本気で殺 しにかかってるお前が言うか！私は光線に加えて複数の弾丸を空から放ち雨のように男へと降り注ぐ。
「ちっ！」
あっという間にいくつもの爆発がおこり、煙で男のが見えなくなる。さすがにあの量を食らってしまえばもう立ち上がれないだろう。私の勝ちだ…
しかし次の瞬間、頬に鋭い痛みを感じる。手を当ててみれば血が溢れだしていることがわかる
「勝負はこれからやろ？」
「しまっ…」
いつの間にか後に回り込まれており、思いっきり蹴り飛ばされた。すぐに立て直すも男はすぐそばまで迫っており、ナイフの一撃を受けてしまう
「近づいてしまえばこっちのもんや！」
「ガハッ…なぜ…生きて…」
「んー？いやぁ別に大したことはしてへんよ、というかわざわざ敵に手の内明かすと思うか？」
私もまたナイフを生成しようとするが、あっさりと薙ぎ払われる。
「レンジャーがナイフでメレーに勝てるわけないやん」
「ぐっ、があ」
私の手を踏みつけ、動けないようにする。さらにグリグリと足の裏を擦り付け、私に痛みを植え付けてくる。完全に流れは奴のペースだ、このままじゃほんとに死 ぬ…
「死ぬのが怖いんか？ええな…アンタのその顔…」
こちらからは男の顔はパーカーで見えないがきっと私を笑っているだろう
「なぁ、何とか言えんの？ほらっ」
ヒヒと笑う男の声とともに足が背中に降ってくる。何度も何度も蹴りつけられ、私の情けない声が口から飛び出す。それを聞いて男は満足したのか、体を蹴り飛ばした。まずい意識が…このままやられっぱなしで終わるのか…？
「なんや、案外大したことあらへんな」
まるで飽きたとでも言うように男は呟く
足音がだんだんと私に近づいてくる…
「それじゃ、さよならァッ！」
首元にナイフが振りおろされる時
来い！
『スキル発動…
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作者名：みすりー | 作成日時：2018年5月3日 0時
