ep．18 ページ20
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『ん゛……あれ、今何時だ、』
近くにあった時計を見ると15:35だった。
結構寝てたな〜……
そして、私のお腹らへんになんかある…？
「……ん、…」
奏斗くんが寝ていた。
ありゃ、なんか申し訳ねぇ…
流石に起こすのはあれだしな、
私はゆっくり起き上がり、奏斗くんにブランケットをかけてあげる。
…でも、これここから動けなくね…？
『奏斗くん…何者なんだろうな…』
あのリムジンに、様付けで呼んでた人…
どう考えてもお金持ちの人じゃん…
「ん、あれ……っ、寝ちゃってた、？」
『あ、奏斗くん、おはよ…』
奏斗くんは目を擦り、体を起こす。
なんか犬みたいで可愛いな、
『看病してくれてありがとう、お陰で結構回復して来たよ』
「そっか、ならよかった……じゃあ、僕そろそろ帰るね
一応、熱は出たんだし、今日は安静にね！じゃ〜」
『はい〜ありがとう！』
バタン…とドアが閉まる。
さてと、私はlineを開く。
目的は、奏斗くんの正体を知ること。
雲雀くんとは何気に初めてlineするなぁ、
A雲雀くん!明日、2人きりで話したいから。カフェでも行きませんか!
よしと、明日は休日で部活もないし、雲雀くんに聞くことにしよう。
きっと、知ってても話してくれない気がするけど、
一応ね！
奏斗くんは、正真正銘、私の初恋の人。
だったら隠し事されちゃ悲しいもんね
．
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作者名：おあ | 作成日時：2024年3月22日 21時
