ep．13 ページ15
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私たちは教室に戻った。
普通に席に戻ると、雲雀くんが話しかけてきた。
「ね、奏斗といい感じ？」
『わかってるくせに！もう、』
雲雀くんがにやにやして聞いてきたのでデコピンかましました☆
この後はもうHR終わったら帰れるし、寝ちゃおっかな…
なんて思いながら教室を見渡していると、
イケメン先輩らしき人と、あおが話しているところを見てしまった。
え、あお…もしかして、付き合ってたのかな、
あ、お昼も食べる人いるっぽかったし、
ふふ〜、私は2人を応援するよー！
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「それではこれからHRを始めます。」
ホームルーム始まったー、
正直だるいけど、隣奏斗くんだし、一応学級委員だから態度はしっかりしないと！
「……はい、それではこれでHRを終わります。
皆さん気をつけて帰ってくださいね」
『はー！！終わった！』
「Aー！一緒に帰ろ？」
『おっけー！準備するね』
奏斗くんとは家が隣なので一緒に帰ることに問題はないはず！
あ、あおがまたイケメン先輩と話してる！
これ、突っ込んだらまずいかな……？
あれ、イケメン先輩こっち見た
あ、あおもこっち見た、
あれ、呼ばれてる…？
『えっとぉ…初めましてー？』
「A何変な挙動してんの？w思わず笑っちゃったけど！w」
『え、だってあおがイケメン先輩と話してたから！なんか、いい感じなのかな、なんて思ってさ〜話しかけてよかった系…？』
「あ、この子が渡瀬Aちゃん？」
『あ、はい！渡瀬Aです！あおと今日仲良くなりました！』
「俺、不破湊って言います〜よろしくね」
わー、なんか手慣れてる？って感じ、
あお、騙されたりしてないといいな〜、
『えっと、2人は付き合ってたり…？』
「…付き合ってるように見える？」
『え、あ、はい！』
「ちょ、A！別にそーゆーのじゃないからさ！」
「でも見えるってよ」
な、なんか…拗れてるのかな、
はっ！あおは……ツンデレなのかも！
「おい、A早く帰るぞ〜」
『あだっ、……って、そうだった！ごめんー！今準備する！
よくわからないけど、あおも不破さん先輩も頑張ってください！！それでは！』
それだけ残し、私は準備をする。
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作者名：おあ | 作成日時：2024年3月22日 21時
