ep．9 ページ11
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その後は、教室で色々話を聞いた。
正直、覚えてないです……
だって隣の雲雀くん眠そうにしてるし、それ見たら、だるくなるじゃーん！
「はい、それでは、これで学級活動は終了となります。
時間、まだあるので…自由時間！…の前に」
え！？って思ったのに、何かあるのか〜
ま、そのあとは自由時間だし！
「この席は出席番号順なので席替えをしたいと思います。」
お、！席替えかー！
…でも、やっと雲雀くんと仲良くなったのに、離れるのか…
ちょいショック……
でも！あおと近くなるかもだしね！
「はい、ではくじ引きを始めますよ」
そう言い、列ごとにくじを引いていく。
私、最後の方だな〜
ま、余り物には福がある理論では最強ですけどね！！
「んね〜Aちゃん？」
『どーした』
「席離れても、俺と仲良くしてくれる？」
いきなり机に突っ伏していた雲雀くんが、こっちを向いて話しかけてきた。
わー眠そ、
私は大きく頷き、
『もちろん！FPSゲームする約束したし！たくさん話そ〜』
と返す。
すると、雲雀くんはにぱーっと笑って、顔をあげる。
「そっか！なら安心してくじ引けるー！」
そう言い、回ってきたくじを引く。
その次は私に回ってきたので私も残り少ないくじを引く。
『んじゃ、いっせーのせで番号見るよ？』
「おう、！」
『いっせーのーで！』
『6！』
「7！」
うわ、これまた微妙〜……
近くは、ないね
『私後ろの窓側だ！やったー！当たり！』
「えー、Aちゃんともそんなに近くないし、前の方だしー！」
「じゃあみなさん、書いてある席に移動してください」
ガタガタ……と、席をみんな移動させる。
私も行くかー！と思っていると、
「あの、すみません……もしかして、6番ですか…？」
『えっ、あーそうですけど』
「あの、よければ…私と席を交換して欲しいんです、！
えっと、その…6番の席に行きたくて……あ！もしだめなら、大丈夫です！」
ありゃ、まじか…多分この子、色々あるんだろうな……
よし！変わってあげよう！
『もちろんいいよー！えっと、席どこ？』
「え、あ、ありがとうございます！
席は……
2番です」
『おっ……け、え！？！？』
．
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作者名：おあ | 作成日時：2024年3月22日 21時
