貴方の湯気で包んで ． akn ページ10
．
AA ． CAFE Zeffiroでアルバイトをする大学生
人見知りだが、カフェのhbrやkntには心を開いている。
akn ． 夢を目指す大学生
Aとは同じ大学
．
．
『こんにちは〜』
「あ、Aお疲れ様〜」
「お！Aおかえり！」
『ありがと！今日もバイト頑張っちゃうよ〜！』
私はただの大学生
今日もカフェでアルバイトをしている。
私がバイトに来るなり声をかけてくれたのは、
同じくカフェのアルバイトをしている雲雀くん、カフェの経営者の奏斗くん。
2人とも優しい人で人見知りだった私をすぐに受け入れてくれた。
カランカラン…
店内に軽快な鐘の音が鳴った。
「こんにちわー」
『いらっしゃいませ〜』
「いらっしゃいま…あ！明那さん〜！」
雲雀くんはお店に来た人に駆け寄る。
扉を見ると黒髪に赤いメッシュが入ったイケメンが立っていた。
見覚えあるな〜と思いつつ、他の人の対応をする。
「あ、A明那さんと話したいんだけど、いいかな、？」
う゛ぅ……ずるいよ〜、雲雀くん、
そんな顔されたら断ろうにも断れないよぉ…
『…りょーかい、』
「A〜！ありがとぉ！今度ス⚪︎バの新作奢るわ！」
『え゛！まじ、やったぁ！』
私はるんるん気分で奏斗くんに雲雀くんの話を言う。
奏斗くんは呆れたように「了解」と言い、皿洗いを始める。
『お待たせしました〜』
ふぅ、
これで一旦終わり。
と思ったのも束の間、
「ね〜！A！」
『んー、どうした？』
「Aって明那さんと同じ学校なの！？」
『え、あ…うん、多分…三枝さんのことは噂で聞いたことある…ます、』
「そうだったんだね〜改めて！俺、三枝明那って言いますよろしくね〜」
『あ…えっと、あの…わ、私は…A…Aで、す…よろしく、お願いします……』
私は人見知りで初対面の人と話すのは苦手だ。
それに大学のアイドル的存在の三枝明那さんとなればもっとだ。
「あーーー、明那さん、こいつちょっと人見知りなんですよ、
悪いやつじゃないんで話してあげてください〜」
『ちょ、まっ…』
「了解〜！明日隣座るね」
ああ、私…終わった
．
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作者名：おあ | 作成日時：2024年3月2日 19時
