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fw side．
お昼休み、俺はいつも通り屋上に来ていた。
いつも、後輩のAちゃんと一緒にご飯を食べている。
Aちゃんを待っていると、スマホからピロンと音が鳴る。
lineを開くと、
A不破先輩!今日、ちょっとクラスの子に呼ばれちゃったので一緒にお昼食べられません!
ごめんなさい!
と来ていた。
俺は少し考えて、ある答えに辿り着いた。
“ Aちゃんは告白されるんじゃないか ”
そう思った瞬間、いつのまにか屋上を飛び出していた。
きっと、Aちゃんは俺のことが好きだ。
でも、Aちゃんは優しいから、受け入れるに決まっている。
Aちゃんを探す。
ここじゃない、ここでもない、ここも違う…！
学校中を駆け巡り、見つけた。
Aちゃんと男がいて、
「…たし、まだ…………ことわからないけど、付き合いながら……ていきたいからさ…
よろしく、…」
俺は、Aちゃんと男の間に割って入る。
『はいストーップ！』
「っえ、」
Aちゃんが反応し遅れている間に男に微笑む。
はぁ…何だこいつ
「不破先輩！！！」
『ん、やっほ』
俺は焦っていることと怒りを悟られないように返す。
さぁ、どう牽制しようか、
一旦男に近づいて、
「ごめんなぁ、Aちゃんは俺の女やから手、出さないでもらえる？」
そう告げると、男は「ごめん」とAちゃんに言い、教室を出ていく。
「あれ、帰っちゃった…」
『Aちゃん』
「は、い……？」
『Aちゃん、俺のこと好きなのに、何でオッケーしたん？』
優しさだろうけど、好きって気持ちを押し殺してまですることなのか
「いや…その、不破先輩のこと、そろそろ諦めた方いいかな〜…って、」
『…は？』
「だって、不破先輩…毎日告白しても同じ返事しかしないし…このままだと迷惑になっちゃうし…それに不破先輩にも、好きな人の1人や2人…いるのかな〜って、」
確かに、Aちゃんがそう思うのも、あり得る話だな、
『ね、Aちゃん、こっち向いてーや』
「はい、」
『俺な、Aちゃんが好きや。
誰にも、取られたくない…』
「え、…」
『返事は後でえーよ
じゃな〜』
俺は言って逃げる。
正直、恥ずい……
本当に、Aちゃんに振り回されてばっかやな
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作者名：おあ | 作成日時：2024年3月2日 19時
