【2j3j】短編集 (ページ26)

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桜と約束．hbr ページ26

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『雲雀くん！早く〜』

「今行く〜気をつけてね」

今日は4月の暖かい日。

雲雀くんとお花見に来ています。

『わ〜…綺麗に咲いてる、！』

「綺麗やね！人も少ないし、穴場ってやつじゃん！」

『そーなの！私、毎年家族と来てたなぁ……』

川辺に咲いた綺麗な桜を、2人で見上げていた。

桜のピンクと空の青が調和して綺麗だった。

「…ほんと、好きだなぁ、」

『え…？』

「ん？…あー、声に出ちゃってた？」

雲雀くんは私の方を向いて言う。

雲雀くんは目を細める

「……いやぁ、桜見て、目キラキラさせてるAちゃんのこと見てさ、改めて好きだなーなんて思って」

『あ、えと…私も好き、』

「ん゛…可愛すぎ、」

雲雀くんは私を抱きしめる。

く、苦しい…

「ね、Aちゃん…」

『ん、？』

「来年もさ、一緒にここ来て桜見ようね」

『…もちろん！！

何かタイムカプセル的なの埋めたりする、！？』

「いいじゃんか！やろー！」

きっと、来年もここに来て、

雲雀くんと笑い合える

私は自分のお気に入りのアクセサリーを埋めた。

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