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『……はぁ、ここまで来たら、大丈夫か？』
「…あの、佐伯……手、」
あ……忘れてた、
って、A…顔真っ赤、
俺は、思った。
告白するなら今なんじゃないのか？
俺は、覚悟を決め、Aの手を握る。
『なぁ、A……』
「っえ、！？は、い…？」
『俺、…っ、そのー、Aのこと、好き…だ、！
俺と、付き合ってください…！』
言い切った、
Aのこと、しっかり見つめて、言えた。
あとは、A次第だけど、
「あー、その……えと、今は…わかんなくて、その……
佐伯と、話すのは…好きだよ、？でも、付き合うとか、そーゆーの、考えたこと…なくて、」
Aは照れながらも、ゆっくり話す。
きっと、断りたいんだろう。
『じゃあ、これから…俺のこと知って…？』
「…え、」
『俺のこと、恋愛っていう目で見たことないなら、これから意識して…ほしい、ﾃﾞｽ…』
どんどん自信は無くなっていくが、言い切る。
Aは、やっと俺の目を見てくれて、
「わかった…！じゃあ、今日は…帰ってもいい？」
『嗚呼、家まで送ってく』
「えっ、いいのに…」
『何言ってんだよ、元彼に会ったらどうすんだ』
俺にしてはかっこいいセリフ言ったのでは…？
そう言い、Aの手を掴み、歩く。
「あ、ありがとっ…！」
うわーーーー、
Aがとんでもなく可愛い…
絶対、惚れさせる…！
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作者名：おあ | 作成日時：2024年3月2日 19時
