【2j3j】短編集 (ページ16)

今日:49 hit、昨日:99 hit、合計:26,155 hit

-- ページ16

．

私、めっっっちゃ…怒ってるんですけど！

「ちょ、wそんなあからさまに拗ねないでよ！」

『だって、結構ガチ目にイラついたし、大掛かりすぎるの！』

私は、奏斗くんのことを殴る。

奏斗くんは気にせず笑っている。なんだ、この人〜？

『というか、その男の人は…？』

私は黒い人のことを見る。

「あー、俺は、奏斗の親に近い存在かな」

『親、に近い…？』

つまり、親ではないんだ。

「まー僕は親みたいに接してるけど、血は繋がってないよ」

そうなんだ、優しい人、なのかな…

でも！ドッキリに加担したのは事実だし、許さないよ！

『でも、なんでドッキリなんてしようと思ったの…？』

「あー、いや、…最近、A元気なかったからさ…」

『え…わ、私のこと、心配して……？』

うん、と奏斗くんは照れ恥ずかしそうに答えてくれる。

や、優しい…！？ちょっと、不意打ちずるい、

『奏斗くん〜！』

「ちょ！いきなり抱きつくな！…危ないじゃん、」

私は奏斗くんの抱きつく。

「おーい！撫でんなって！」

『えへへ、だって奏斗くん、可愛いんだもん…！』

奏斗くん…、いつか伝えたいな…

私は、奏斗くんのこと…

「……好き」

『っえ、す、…き、』

「うん、Aのこと好きだな〜なんて思ってさ」

思ってたことと奏斗くんの声が重なって驚く。

好き、きっと…奏斗くんは友情的な好きなんだろうな

『…私も、好きだよ！』

私もへらっと笑って返してみる。

いつか、恋愛で、好きって言えたら良いな

．

風楽奏斗さん！誕生日おめでとうございます！