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30話 ページ35

面談を終え、面会室を出て病室に戻ろうと足を進めた。
でも、少し足取りは重いままだった。
「A」
その時、そっと達央が手を掴んだ。
「佳正には悪いけど、ちょっとカフェ寄ってこうぜ。俺喉乾いたわ。」
「達央…うん、私もなんか飲みたいな。」
気を遣ってくれた達央の暖かさが心に染みる。

カフェに着くと、達央はコーヒーを私はカフェオレを頼み、席へ着いた。
「なあ、俺思うんだよ。柚々奈にいろんな病気の診断がついてさ、それがあの子の救いになる日が来るって。」
「…救い?」
「ああ。俺はさ、声の仕事とフロントマン両方やってるだろ?俺は両方100%で臨んでる。でもさ、努力だったりって側から見たらわからなくって、頑張ってないと思われたりもする。俺はそれさえ覆すほどのパフォーマンスしてやるっていつもライブしてるんだ。でもな、柚々奈が一生懸命やったことが障害のせいで伝わらなくて、怒られた時は、何か柚々奈の人一倍の努力を伝える理由が必要で、“医師の診断”っていうものが自分本位の努力じゃないって伝える手助けをしてくれる、それに先生が言ってたみたいに、柚々奈自身が自分の努力を自分自身を否定してしまうことを防ぐことにもつながると思うんだ。やっぱり、例えば柚々季と比べちゃったりして“自分の努力不足”って思って欲しくないし。」
「そっか…そうだよね。名前が付かないで理不尽に怒られる方が柚々奈が辛いよね。ありがとう、達央。吹っ切れたよ。」
「ううん、気にすんな。…あ、時間!2人とも喋りたいし、佳正にお礼を言わなきゃだわ。」
「あ、そうだった!!仙台戻るんだもんね!行こう!」
私たちは急いで飲み物を飲み干すと、病室へ走った。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみしていますが、無理せずに更新来て下さい! (2017年12月12日 11時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
寧音-nene-(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメント、また楽しみにしていただいてありがとうございます。最近私がスポーツを始め執筆ができていませんでしたが、徐々に再開しようと考えております。終わりではないので更新した際はご一読頂けると幸いです。 (2017年12月11日 22時) (レス) id: bc76580f16 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!このストーリーはこれで終わりなのでしょうか? (2017年11月29日 22時) (レス) id: 4e8990689c (このIDを非表示/違反報告)
寧音-nene-(プロフ) - 真由さん» ありがとうございます。現在作者がテスト期間中なので今週末更新予定です。もう少々お待ちください。 (2016年12月1日 23時) (レス) id: bc76580f16 (このIDを非表示/違反報告)
真由 - 更新待ってます!頑張ってください!! (2016年11月30日 21時) (レス) id: 8a659e5426 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唯輝 | 作成日時:2016年5月10日 22時

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