◇28.令嬢の少女 ページ29
ブ)「ありがとうございました」
ブレアが丁寧に頭を下げた
ブ)「伯爵のお陰です あの子…とても笑うんです
…本当に…ありがとう＾＾」
シ)「礼を言われるようなことなどしていない …」
ブ)「聴きましたわ カリバンのこともAの状態も…」
シ)「…やはり」
少し俯くブレア
シ)「すまない…僕g「? なぜ謝るんですか?」?」
ブ)「私は今回全て伯爵に感謝しているんです」
全て…感謝…?
ブ)「あの子が無事に治ったのは伯爵たちのお陰で
しょう?あの子がウェストにまたいられるのも…
ｳﾌﾌ」
ブレアはシルクの手袋を外す
ブ)「あの子…約束してくれたんです
ずっとウェストにいてくれるって…」
そう言ったブレアの手に妖しく光る
“契約書”
ブ)「約束(契約)してくれたんです((ﾆｺｯ」
微笑むブレアは何かに取り憑かれたようにも見えた
シ)「……あなたは…何も憂いていないんだな?」
ブ)「憂う?ええ 憂いていません Aがいてく
れて 私は嬉しいわ…もう寂しくないの
あの子を失うなんて考えられない
だからあの子がずっと(永遠に)私といてくれるって
言ってくれて…嬉しい…あの子は
あくまで私の妹だから」
セ)「…」
シ)「…そうか」
ブ)「そうですわ伯爵 宜しかったら今夜うちの晩
餐に…」
シ)「いや 悪いが予定がある」
僕は帽子を目深に被った
ブ)「あら それは残念」
シ)「また別の機会に呼んでもらえると嬉しい」
ブ)「そうね 分かりましたわ」
シ)「あぁ…僕はそろそろ失礼する
Aによろしくと伝えてくれ ではな」
僕はくるりと向きを変えて歩き出した
クリスタルパレスの出口までさっさと辿り着く
シ)「馬車を出せ」
セ)「…宜しいのですk「馬車を出せ」…」
シ)「…早くしろ」
セ)「……御意」
馬車が走り出す
シ)「……」
セ)「坊っちゃん…」
シ)「何だ」
セ)「何を…後悔なさっているのですか?」
シ)「黙れ ウェスト家の令嬢の危機は脱した…
女王の命は完遂したんだ 後悔などしていない」
セ)「確かにA様h「そっちじゃない」…」
シ)「…お前も気付いていただろう?女王の指す
“令嬢”がAではないと」
セ)「ええ…
ブレア様…ですね…」
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黒妃 - ラズベリーさん» ありがとうございます♪次回もお付き合いいただければ幸いです( ´∀`)/~~ (2016年2月14日 20時) (
レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ラズベリー - とても面白かったです！お疲れ様でした！ (2015年12月5日 22時) (レス) id: 7d7fd385b9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ありがとうございました(*´∇｀*)次回作も楽しんで頂ければ嬉しいです♪よろしお願いしますm(__)m☆ (2014年12月25日 17時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
紫杏 - お疲れ様でした！とても面白かったです(≧▽≦)次回作も是非読ませていただきます！！ (2014年12月25日 11時) (レス) id: 01156b7467 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - お茶っ葉さん» 楽しんで頂けて何よりです(／▽＼)♪是非次回作へお越しくださいませ(｀・ω・´)← (2014年12月24日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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