◆黒執事◆～Soul in the mist 霧の中の魂～part1 (ページ5)

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◆5.お喋りの警部ページ5

＜シエルside＞

結局その日はこれで帰宅することになった

場所の中から小さくなるウェスト邸を見つめた

セ)「A様は明日からマナー教育という名目
で

当家に滞在して頂く方向でまとまりましたね」

シ)「あぁ聞けば病状は日々悪化しているらしい」

セ)「目が離せない訳ですか…」

シ)「取り返しのつかない事態になる前に何としてでもミスト・ガーデンへの道を掴むしかない」

セ)「ミスト・ガーデンが地図から姿を消したのは

約10年前…もしかすると何か大きな事件があった

のかも知れませんね…揉み消さなければいけない

ような事件が」

シ)「事件…か」

セ)「?」

街に入ると馬車の速度が下がった

シ)「どうした」

セ)「時に坊ちゃん詳しい方に尋ねるのは如何でしょう?」

シ)「そんな奴どこに…」

セ)「例えば通りを歩いておられる…

アバーライン警部ですとか」

目を凝らすと見覚えのある顔を見付けた

シ)「そうだな…」

場所を停めてセバスチャンと奴に近付く

やたらとｷｮﾛｷｮﾛしている

これじゃ警部どころか不審者だ(-_-;)

シ)「何をやっている?」

ア)「(*_*)ﾋﾞｸｯ))シエル・ファントムハイヴ伯爵!

こんなところでお会いするとは奇遇ですな;;」

シ)「挨拶はいい貴殿に聞きたいことがある」

アバーライン)「聞きたいこと?;」

セ)「随分と忙しなくなさっておられたようですが

…何か事件ですか?」

ア)「申し訳ないが詳しいことは話せない

例えそれがまだ新聞に取り上げられていない

“謎の印殺人事件”などというものでm…あ

しまったァァァｯｯ!!!!Σ(´□｀;)」←

シ)「…バカなのか(-_-;)?」

セ)「…」←否定はしない

シ)「だが今それは関係ないアバーライン

ミスト・ガーデンという場所について何か知らないか?」

ア)「!…伯爵何処でその名前を;」

シ)「知っているのか」

ア)「ええしかし教える訳にはいきません」

シ)「…ということは10年ほど前そこが地図から消

えた理由に何かしらヤードが絡んでいるんだな?」

ア)「…」

シ)「言わないなら明日は謎の印殺人事件が記事を

彩ることになる」

ア)「!?」

シ)「見出しは…“お喋り警部の大失態”とかな((ﾆﾔ」

ア)「(￣□|||!!?」←

シ)「だが無理なら仕方がないセバスチャン帰るぞ

新聞社に寄れ」←

セ)「御意」

ア)「だ─ｯｯ!!Σ(´□｀;)分かりました!!←

ここは人が多い…人の少い所で…」

セ)やり方が子供とは思えない残酷さですね＾＾←
シ)煩い(-_-#