◆黒執事◆～Soul in the mist 霧の中の魂～part1 (ページ37)

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◆36.黄昏時の令嬢ページ37

奥)『まぁ!』

ｱﾛ)『一緒にこの手紙が…』

旦)『…孤児か…いったい誰が…』

ｱﾛ)『それが…誰も人が通るところを見ていないと』

奥)『ここに来るには門からの一本道しか…』

旦)『…』

奥)『貴方?』

旦)『引き取ろう』

ｱﾛ)『!? 宜しいのですか!?;』

旦)『寒空の下に放ってはおけない…それにこの子

にはまだ親が必要だ』

貴)『(*≧∀≦*)ｷｬｯｷｬｯ…!』

奥)『…そうねそうよね…こんなに笑って…

可愛い…』

旦)『ブレアも妹が出来れば…寂しい思いはしな

いで済む…この子を新しい娘として迎えよう』

ブ)『…お父…様…?お…母様…?』ﾖﾛ…

医)『これこれ!起きてはいけませんぞ(・・;)!!』

ｱﾛ)『お嬢様!?お部屋へお戻り下さい(;´д｀)!!』

旦)『少し待てブレア…おいで』

ブ)『?』

奥)『ほら…あなたの妹よブレア』

ブ)『いもう…と?』

旦)『そうだブレアはお姉さんになったんだ』

ブ)『…』

貴)『ぁー…ぅ!(*≧∀≦*)ｷｬｯｷｬｯ…』

ブ)『! …可愛い…//』

旦)『仲良く出来るね?』

ブ)『うん』

奥)『Aっていうの…大事にしてあげるのよ?』

ブ)『A…よろしくね』

貴)『ぅゃ??』←

旦)『A・ウェスト…うんいい響きだ』

奥)『中に入りましょうあなた…ブレアとAもね＾＾』

ブ)『お母様わたし持つ…!持たせて!』

奥)『良いけど…落としちゃダメよ?』

ブ)『落とさないわたしのいもうとだもん…!』
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ｱﾛ)「あれから18年…私も年を取る訳ですな」

ブ)「ええ私も…((ｺﾞﾎｯ…))長く生きたものね」

もう23よ

ブ)「でもこれもAのお陰ね…あの子がいな

きゃ今頃死んでたわ…」

私が壁の中で生きてこられたのは貴女がいたから

…貴女の笑顔があったから…希望を失わずに生き

たいと願い続ける事ができた

ブ)「Aを拾った翌日にカルがやって来た…」

ｱﾛ)「あの日も見事な夕陽でございました」

ブ)「その8年後にお母様とお父様が亡くなった時も…」

ｱﾛ)「美しい夕陽…」

ブ)「Aが山にカルとデッサンしに行った日…」

ｱﾛ)「初めて…夢遊病の症状が表れた日でございますね」

ブ)「あの日も…」

ｱﾛ)「夕日が眩しかった」

ウェスト邸が美しい夕陽に染まる

ブ)「アロンゾ私この時間が一番好き

でも時々怖いわウェストで何か起こるときはこ

の時間が綺麗だから…」

何も無ければこの輝きを素直に喜べるのに…

ブ)「Aに何も無ければ良いけど…」