◆黒執事◆～Soul in the mist 霧の中の魂～part1 (ページ25)

今日:43 hit、昨日:30 hit、合計:73,778 hit

◆24.令嬢の執事ページ25

朝食を食べ終えた

貴)「(セバスチャンのマナー講座までまだ時間が

ありそう…)カル部屋に画材を」

カ)「ただ今」

自室…──

絵具の匂いがツンと鼻を突く必要な色は作った

細かい調整は途中途中で良いよね…

さブレアも頑張ってるし私も頑張ろ!o(｀^´*)

心の中で気合いを入れてから昨日カルに絵にかけ

てもらった布を取り払った

そして

貴)「!? 嫌ァァァ───…ｯｯ!!」

悲鳴をあげた絵が違う…!私が描いた絵じゃない!!

だって昨日お風呂に入るまで描いていた…直前ま

でキャンパスに向かっていた

私が最後に見た…描いていたのは間違いなく優し

く微笑む貴婦人の絵だなのに…──

黒赤青緑…メチャクチャに入り交じった背景と

ナイフでグチャグチャに裂かれた貴婦人の体…

グワッと耳まで裂けた口で血をたらして笑いかけ

る恐ろしい女の瞳がキャンパスの中からこちらを

捉えている

──ﾊﾞﾝｯ!

カ)「お嬢様!」

セ)「お嬢様!」

シ)「何事だ?」

貴)「カル!!カル…ｯｯ!」

キャンパスの前で恐怖にすくみ崩れる私に三人が

駆け寄る

シ)「!? 何だこの絵は…」

セ)「おかしいですね昨日私がお部屋にお邪魔し

た時のものとはだいぶ違うようですが…」

シ)「これをAg「違うっ!」」

私は叫んだ金切り声と言っても良かったかもだが

貴)「違う!!私…私こんなの描いてない!!こんな怖い

絵描いてない…ｯｯ!!!」

肩を支えてくれたカルの手にしがみつく

カ)「…お嬢様が描いておられましたのは暖かな

微笑みの貴婦人…このような狂気に満ちたものなど…」

シ)「…誰がこんなことを…」

セ)「……」

カ)「お嬢様絵を…どうなさいますか?」

貴)「燃やして!!早く燃やして…!」

カ)「は」

セ)「では私が焼却炉へ」

カ)「お願いします」

セバスチャンは絵を持って出ていった

まだ体の震えが止まらない…

シ)「A大丈夫だ僕とセバスチャンがA

を守る…それにカリバンだってついている」

貴)「…うんありがとう…」

シ)「後でセバスチャンに紅茶でも淹れさせよう」

カ)「では私g「お前はダメだ」」

シ)「Aの傍にいろ」

貴)「…カル…」

カ)「大丈夫…私は貴女を一人にしません…

(貴女と共にお嬢様)
I with you. My lady….」

何かホラー色が増えた(;´д｀)(?)
苦手な方ごめんなさい(-_-;)m(__)m