◆黒執事◆～Soul in the mist 霧の中の魂～part1 (ページ21)

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◆20.作画の令嬢ページ21

カ)「来月、女王陛下主催の美術展に当家も新商品と共に出展を予定しております

そこでお嬢様は新商品の展示方法に工夫を凝らし

たいと…そのための絵です」

貴)「(無視された…;)」

シ)「陛下主催?」

貴)「まだ準備段階だし多分シエルにもその内招

待状が届くと思うy…思います」

シ)「ﾌｯ…)堅いのはナシだといったはずだ」

貴)「自分でもぎこちないかも…(^_^;ゞ」

シ)「だろうな…セバスチャン午後の予定を進める」

セ)「おや珍しいいつになく積極的でいらっしゃいますね((ｸｽｯ」

シ)「勘違いするな面倒事を早く片付けたいだけだ」

貴)「じゃあ私達も部屋に戻るねカル」

カ)「はいでは失礼します」

その夜…──

カ)「お嬢様そろそろ休まれては?」

貴)「今何時?」

カ)「11時ですね…御夕食からかれこれ5時間は絵に向かっておられたのかと」

貴)「そっか…確かに疲れた( -。-) =3」

カ)「お風呂の準備を整えてございます」

貴)「あぁありがとカル」

カ)「絵は…随分と進まれたようですね」

貴)「うん今日は一気に進んだしこの調子なら展

示会には十分間に合いそう(´▽｀)」

カ)「それは良うございましたブレア様も今回の

展示会には力をいれておられます」

貴)「女王陛下から直々にご注文を承った首飾り…

評判が良ければ市販用の商品開発も始めるんだっけ?」

カ)「ええ」

貴)「とにかく頑張らなきゃね

クリスタル・ウェストの…ウェスト家の為にも」

カ)「…」

貴)「じゃあカル絵にカバー掛けといて」

カ)「はごゆっくりどうぞ」

＜セバスチャンside＞

セ)「おやカリバンさん」

カ)「…何でしょう?」

セ)「いえ私は坊ちゃんのお部屋から一階へ戻る

ところです貴方こそ何故?」

カ)「厨房へお水を…お嬢様が薬を服用されるので」

セ)「そうですかご苦労様です」

カ)「いえではこれで…「夜になってしまいまし

たね」…それが?」

セ)「…当家の使用人を三名…屋敷内部とお嬢様

のお部屋の窓の外に配置しておきました役に立

つかは分かりませんが」

カ)「そうですかありがとうございます」

そう言って私の横をすり抜けていくカリバンさん

カ)「セバスチャンさん貴方はお嬢様の執事ではない

彼女を守るのは私です」

セ)「ええ分かっています私は

あくまで“家庭教師”ですから((ｸｽｯ」