◆黒執事◆～Soul in the mist 霧の中の魂～part1 (ページ15)

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◆14.気掛かりの主ページ15

──ｺﾝｺﾝ

シ)「入れ」

セ)「失礼します紅茶をお持ちいたしました」

シ)「ん」

セバスチャンから紅茶を受け取った

シ)「…カリバンがついてくるとはな」

セ)「ウェスト家の方々はお会いした日から予想を

悉く裏切ってきますね」←

シ)「まったくだだがブレア様が言ったのだから

仕方がないそれにAのことをよく知るカリ

バンがいた方が色々と便利だ奴を寄越したのも

きっと考えがあってのことだろう」

セ)「そうですねしかし坊ちゃんお嬢様にはいつ

お伝えするおつもりです?」

シ)「……夢遊病であるということか…」

セ)「ええあとミスト・ガーデンの件も

A様本人をお連れするのですから目的も現

状も…全てを隠し通すことはできません」

シ)「…分かっているだが地図が揃っていない

アンダーテイカーから連絡は?」

セ)「いえ流石に連日殺人は起こらないようです」

シ)「…そうかミスト・ガーデンへ向かう体制が

整い次第 Aに伝えようとは思う…が…」

セ)「? どうかなさいましたか?」

シ)「いや…カリバンは確かAのミスト・ガ

ーデン行きにかなり反対していたな」

──『私は反対です!!』──

セ)「あぁそう言えばブレア様の発言を聞いた途

端血相を変えて…」

シ)「…どうにも気にかかる Aの状況を気に

かけているのなら唯一の手掛かりにすがりたいと

思うのは当たり前のはず…」

──『藁にも縋る思いなの…』──

セ)「ブレア様のように…ですか」

シ)「だが奴は反対した…なぜだ?夢遊病の事も

本人に伝えず隠している」

セ)「もしミスト・ガーデンへ行くと言えば…」

シ)「あの性格だ当然反対してくるだろうな

…過保護が過ぎる…厄介だ( -。-) =3」

相づちをうちながら懐中時計を見るセバスチャン

セ)「おや坊ちゃん私は昼食の準備がありますの

でこれで…」

シ)「あぁ」

セ)「失礼いたs「そう言えば…」? 何でしょう?」

シ)「お前は気付いたか?」

セ)「と言いますと?」

シ)「カリバンが屋敷に入ったことに…」