miss you girl！2

怖い ページ23

怖い。
歌いきったのに、まだ震えてる。

正直覚えてないんだ
怖すぎて無我夢中で歌ってた

MCの時も音を外さないように。とか
そんな事ばかり考えていた

リーダーの代わりになんてなれないのに
あんな歓声なんて貰えない


歌い始まった時の静まり返った空気に耐えられなかった
曲が進むにつれ、リーダー色に染まった歌詞が私を拒む

みんなの視線を背なかに感じながら歌ったのは初めてだった。
いつもは見守る側だったのに…

pipipi


リーダーお疲れ様。
A私はリーダーの代わりになんてなれない
リーダーなられたら困る!俺がいる意味!
Aもう怖い
リーダー誰もが通る道だよ。A自信持て!おまえ
Aごめんねリーダー。ありがとう



「ーーーーーーーいたっ。」


後ろのドアが開いた音と同時に宇野ちゃんの声がきこえた。

息は荒くて、いろんな所を探したんだなってすぐに分かる。
髪もボサボサだった。



「宇野ちゃん。。」
宇野「一人で痛いのにごめんね。


どう？落ち着いた？」
「私。。」


ーーーーーギュッ


宇野「あんたは凄いよ。本当に凄い

リーダーの代わりはAしか務まらなかったよ。
しかもいきなりメインボーカルやれだなんて…怖かったよね。

でも、私たち色んな事に挑戦しなきゃだから。
私たちAAAだからさ。


これからも色々あるけれどさ。
これより凄い事が起きるかもじゃん？
けれどみんな居るじゃん！もっと頼ってよ！仲間でしょ？


ほら、戻るよ。置いてっちゃうよ？」

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