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「葉山さん、」
聞き慣れた声に耳を傾けたら岸くん。まじまじと見つめたらやっぱりカッコいいし、友達が言ってたことが理解できた。
「はい!どうされました?」
岸「あの実はずっと言おうと思ってたんすけど、テレビ局で一度お見かけしたことがあって、」
「え?誰をです?」
岸「葉山さんです!」
「え、私ですか?(……あ、あの時か、)」
岸「はい!そのときからお綺麗な方だなって、……あ、いやこれ全然ナンパとかじゃないっすよ?!」
目を見開くように必死に弁解する姿は面白かった。ちょいちょい周りを気にしながら声を抑えるところも岸くんなりの配慮なのだと感じた。
「あははは笑……ありがとうございます」
岸「いや、なんかこれだけはどうしても伝えたくて、ほらこうやってお仕事一緒に出来たのも何かの縁かもしれないし、」
「そうですね、」
岸「なんで!あの!この撮影が終わったら飯行きません?!全然2人とかじゃなくって!2人だとあれなんで、ほら神宮寺とか海人は絶対来ると思うんで!」
「……あー、……え、大丈夫なんですか?ご飯とか、」
岸「……ちょっと確認してみます!」
飛び跳ねるように身振り手振りでマネージャーさんの元へ去って行った岸くん。その一部始終を紫耀くんに見られていたなんて知るはずもない事実。
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??????(プロフ) - ものすごく既視感あるな〜と思っていたら、Twitterで連載されているお話で、こちらのサイトでの掲載ものすごく嬉しいです!これからも頑張ってください🤍 (2022年1月16日 20時) (レス) id: 52316583bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詠夢 | 作成日時:2022年1月7日 22時