花のような君と恋に落ちた。5

Sunshine6 ページ6

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SideA









A「精市、今日は定期健診だっけ？」


幸村「うん。先に帰ってていいよ。送れなくてごめんね。」


A「大丈夫だよ。それじゃ、また明日ね。」









今日もいつもと同じ日常。







学校に来て、勉強して、精市と帰る
(まぁ、今日は精市と一緒に帰れないけど。)







そんな日だと思っていた。









机の中に入ってた、とある紙を見つけるまでは。









『放課後、校舎裏に来て。』









たった一行、それだけを書いた紙。





女の子らしい、可愛い字で書かれた文字。







行った後のことは、だいたい想像はつく。









きっと精市と別れろって言うんだろうなぁ。









精市には言ってないが、こうゆう呼び出しは初めてではない。



前にも一度あって、きっぱり断った。









今回もそうしようと思った。







紙切れをポケットに仕舞い、呼び出された校舎裏へと足を進めた。









？「A…？」









誰かに名前を呼ばれたことに気づかずに。









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