花のような君と恋に落ちた。5 (ページ18)

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Sunshine18 ページ18

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『3年A組真田弦一郎』

たまに病院に来てくれて、同い年には見えないくらい貫禄のある人。

そして二人目

『3年A組柳生比呂士』

物腰が柔らかくて、紳士みたいな人。

また1ページ、捲った。

3年B組に私の姿があった。

そしてまた一人

『3年B組仁王雅治』

銀髪で何考えてるか分からないけど、いつも面白いことを教えてくれる人。

『3年B組丸井ブン太』

赤髪でニカッて笑う笑顔がかっこよくていつも元気な人。

ペラリ、捲ると気になったていた君を見つけた。

『3年C組幸村精市』

藍色の髪で、優しくて、温かくて、少しだけ儚い、花みたいな人。

気づけば私の指はその人の写真を撫でていた。

この人だけ……幸村君だけ何かが違う気がする。

何も知らないのに、見ると胸がズキンと痛むことがある。

この人だけ、何か特別なのかな？

次のページにはテニス部の人はいなかったから、ページを数枚捲った。

『3年Ｆ組柳蓮二』

糸目で落ち着いた雰囲気で、色んなことを知っている人。

『3年Ｉ組ジャッカル桑原』

いつも丸井君に弄られてる苦労人。でも周りのことをよく見ている人。

当たり前だけど切原君だけ載ってなかった。

けど、テニス部の集合写真では楽しそうな顔をして小さく写っていた。

入学式の写真から、体育祭、海原祭、修学旅行の写真。

学校生活のスペースには丸井君と仁王君と笑顔で写ってる写真がある。

けれど、どれを見ても、誰のことも思い出せなかった。

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