花のような君と恋に落ちた。2 (ページ8)

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Flower33 ページ8

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あれから2年しか経ってないのに、彼女が俺を覚えていないことが結構ショックだった。

俺はよくAのこと考えていたのになぁって。

1年生の時から俺たちは同じクラスになったことが無かった。

それどころか、端と端のクラスだったから

俺は東棟、Aは西棟だった為滅多に会うこともなかった。

だからって忘れられてるなんて思いもしなかったけど。

A「精市？」

幸村「なんだい？」

A「いや、なんかちょっと怖い顔してたから。」

懐かしい記憶を思い出してる時不意に聞こえた君の声。

…ポーカーフェイスは得意なはずなんだけどな。

幸村「ごめん、考えごとしちゃってた。」

梨花のことを考えてたんだよ

って言ったら、君は笑うかな？

アネモネの花言葉

それは

『期待』

と

『見捨てられる』

……ねぇ、君に一体何があったの？

俺じゃ無力なのかな？

コテン、と梨花の肩に頭を預ける。

ほのかに香るシャンプーの匂いが心を満たす。

もう、どうしようもなく君が好きだと思った。

A「精市？どうしたの？」

幸村「なんか、幸せだなって」

A｢そっか。良かったね。」

普段の俺なら考えられない行動。

テニス部のみんなが見たらどう思うかな。

赤也とかブン太辺りが面白い反応をしそうだ。

真田は…「キェェェエエエーー!!!!」って叫びそうだな。

そんなこと考えていたら

眠くもなかったのに瞼が重くなってきて

俺の思考はそこで停止した。

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