花のような君と恋に落ちた。3 (ページ7)

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Flower57 ページ7

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私はその子の両手の上から額を擦ってあげる。

A「痛かったよね。ごめんね。」

切原「いや、俺も飛び起きたのがいけなかったから。あんたも痛かっただろ？ごめんな。」

そう言って今度はその子が私の額を擦る。

お互いに額を撫でていて傍から見たら割と謎な状況。

それが面白くてついつい小さく笑ってしまった。

くせっ毛の子は、どうしたの？と問いながら私から手を離す。

A
「ううん、ちょっと面白くて。君、もしかして赤也君？」

切原「あれ、俺のこと知ってるのか？」

A「まあね。精市がいつも赤也が可愛いって話してたから。」

切原「精市って部長！？…てことはあんたもしかして！！！」

漫画みたい…いや漫画でも滅多にないな。

赤也くんはズズズっと３歩後ろに下がり両手をあげ、驚いてる(であろう)ポーズをとった。

精市のお見舞いに行くとよく聞くテニス部レギュラーの話。

その中に一人だけ2年生のレギュラーがいて

馬鹿だけどテニスは上手くて、期待のエースって精市が弟のような奴だって言ってた。

切原赤也君。

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