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５５．髪色 ページ5
そろそろ島が近づいて来たため Aは髪を染める準備をしていた。
染髪剤を用意し、鏡の前に立つ。
地毛のブロンドに戻ってしまっていた髪に薬剤を乗せていく。
シャワールームで洗い流し、完璧に乾かせば
Aの髪はレッドブラウンに変化していた。
レッドブラウンに染まったAのつややかな髪
一味の反応は多種多様だった。
「きみは
「てめェはなにかに例えないと気が済まねェのか」
「いいなァ！！シャンクスみたいだ！！」
Aすわぁ〜〜〜ん と飛んでいくサンジ
アホらしい と呆れた目で見るゾロ
真横で目を輝かせているルフィ
Aが新しい 髪色 を褒められている最中
髪を染める理由を知っているゾロは少し複雑に思っていた。
染めているのがAの意思だったなら、なにも思わない。
染めたくて染めているならそれでいいが、そうじゃない。
Aは変装のため、身を隠すために髪を染めている。
別人を装うなんて自分を偽る行為だ。
このままこの船に乗っていれば、
本当の自由を手に入れることはできるのか？
Aの夢は叶うのか？
ゾロの中でAに対する疑問を抱いていた。
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作者名：NAV | 作成日時：2023年11月1日 22時
