静かな部屋 ページ46
side:剛典
朝5時半
そーっとドアを開けて家に入る
昨日会った女には
これで最後だと言った
靴を見たらAの靴はなくて
やっぱ帰ってこなかったんだと思った
リビングに入れば
少しいい匂いがした
とりあえず服着替えよう
そう思って入った寝室
脱ぎっぱにしたはずの服は畳まれていて
ベッドも綺麗になってて
そして少しものが少なくなったように思う
気のせいか、、
誰もいなくて静かなこの部屋が
さらに静かに思えた
服を着替えている時に
キラッと光るものに目がいく
近づけばそこにあったのは
俺がAにあげたネックレス
勢いよくそれを掴んで
リビングに行く
テーブルには
朝ごはんとともに
置き手紙が置かれていた
" 今までありがとう。
ポストの中に鍵入れておきます。"
それだけが書かれていた
だけど、意味はわかる
これがどういう意味なのか
よく見れば
Aの私物がいっぱいなくなってた
洋服はまだたくさんあったけど
俺は家を飛び出して
どこにいるかなんて検討もつかないのに
ただひたすらに
走ってAを探していた
その時だった
___ドンッ
身体にものすごい衝撃
そして遠のいていく意識
無我夢中で走り続けていたせいか
横からの車に気が付かなかった
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kano(プロフ) - 大好きです!! (2018年6月27日 20時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 蛍さん» ありがとうございます(^ν^)更新頑張ります! (2018年6月16日 14時) (レス) id: d0fb34d7f9 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - もうすでに面白いです!めっちゃ続き気になります!! (2018年6月15日 21時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えのき | 作成日時:2018年6月15日 1時