気づきたくない気持ち ページ44
side:剛典
もう、遅かったのかもしれない
変わりたい
そう思った俺は
Aだけを見ようと
Aだけを愛そうと
女との関係を全て切った
これでいい
そう思ったけど
何故だろう
ほかの女がいたときのほうが
Aからの愛を感じていた気がする
本当は気づいてる
Aの本当の気持ちに
だけど認めたくなくて
ただひたすらに
彼女を引き止める方法ばかり考えている
Aがなにか話そうとするたびに話をそらし続けてきたけど
そろそろ限界かもしれない
Aから
遅くなるかもという連絡が来たものの
今はもう夜中の2時
帰ってこないのかな
今、亜嵐と一緒にいるのかな
そんな時
俺にかかってきた1本の電話
「・・・もしもし」
"あ、剛典くん?美嘉だけど、今ひとり?"
美嘉って、誰だっけ
「ひとりだけど」
"今から会えない?"
こんな気持ちじゃなかったら断ってた
またこうして寂しさを埋めるために
ほかの女を利用してしまう俺は
相当弱い男だ
「いいよ」
電話を切って俺は
服を着替えて財布と携帯だけを持って
家を出た
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kano(プロフ) - 大好きです!! (2018年6月27日 20時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 蛍さん» ありがとうございます(^ν^)更新頑張ります! (2018年6月16日 14時) (レス) id: d0fb34d7f9 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - もうすでに面白いです!めっちゃ続き気になります!! (2018年6月15日 21時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えのき | 作成日時:2018年6月15日 1時