打ち上げの後 ページ42
side:A
打ち上げが終わり
解散した後自然と向かった亜嵐くんの家
剛典に遅くなると伝えたのは
こうなることを分かっていたから
部屋に入れば
コーヒーを入れてくれる亜嵐くん
『ありがと』
「酔ってる?」
少し火照った身体にぼーっとする頭
『ちょっとね』
「俺も」
『みんなお酒強いよね〜びっくり』
「Aちゃんもなかなかだけど」
『そうでもないよ?今結構ボーッとしてる(笑)』
すると突然真剣な表情になる亜嵐くん
私のほほに手を添えて
優しくキスをした
「しばらく一緒に仕事できないんだね、」
『あっという間だったね』
「・・・会えなくなる?」
そう尋ねる亜嵐くんが
あまりにも可愛くて愛おしく感じたのは
酔っているせいだろうか
『ごめんね、きちんと剛典と話するから』
「言い出せないんでしょ?」
『剛典、多分気がついてるんだよね、私の気持ちに。だから私が話をしようとすると、話し逸らされちゃって、』
「急がなくていいよ。
だけど、こうしてたまには会いに来てよ」
いつもより甘えた口調の亜嵐くん
どうしよう
抱きしめたい
ギュッ
初めて
私から亜嵐くんを抱きしめる
「ちょ・・・っ、Aちゃん?」
『ん?』
「どしたの」
『好きだなあって』
「何それ、可愛すぎ」
そう言うとソファの上で私を押し倒して
私の唇に深く深く
亜嵐くんの唇が重なる
「やっぱはやく岩さんと別れて!はやく俺のもんになって!」
と、イタズラっぽく笑う亜嵐くん
今の私はどこまでも中途半端で
そんな自分が嫌い
だけど
亜嵐くんといる時は
少しだけ自分を好きになれる気がする
この夜は
亜嵐くんのたくさんの愛を身体中で感じた
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kano(プロフ) - 大好きです!! (2018年6月27日 20時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 蛍さん» ありがとうございます(^ν^)更新頑張ります! (2018年6月16日 14時) (レス) id: d0fb34d7f9 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - もうすでに面白いです!めっちゃ続き気になります!! (2018年6月15日 21時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えのき | 作成日時:2018年6月15日 1時