検索窓
今日:19 hit、昨日:0 hit、合計:112,249 hit

打ち上げの後 ページ42

side:A


打ち上げが終わり

解散した後自然と向かった亜嵐くんの家


剛典に遅くなると伝えたのは

こうなることを分かっていたから


部屋に入れば

コーヒーを入れてくれる亜嵐くん


『ありがと』

「酔ってる?」


少し火照った身体にぼーっとする頭


『ちょっとね』

「俺も」

『みんなお酒強いよね〜びっくり』

「Aちゃんもなかなかだけど」

『そうでもないよ?今結構ボーッとしてる(笑)』


すると突然真剣な表情になる亜嵐くん

私のほほに手を添えて

優しくキスをした


「しばらく一緒に仕事できないんだね、」

『あっという間だったね』

「・・・会えなくなる?」


そう尋ねる亜嵐くんが

あまりにも可愛くて愛おしく感じたのは

酔っているせいだろうか


『ごめんね、きちんと剛典と話するから』

「言い出せないんでしょ?」

『剛典、多分気がついてるんだよね、私の気持ちに。だから私が話をしようとすると、話し逸らされちゃって、』

「急がなくていいよ。

だけど、こうしてたまには会いに来てよ」


いつもより甘えた口調の亜嵐くん

どうしよう

抱きしめたい


ギュッ


初めて

私から亜嵐くんを抱きしめる


「ちょ・・・っ、Aちゃん?」

『ん?』

「どしたの」

『好きだなあって』

「何それ、可愛すぎ」


そう言うとソファの上で私を押し倒して

私の唇に深く深く

亜嵐くんの唇が重なる


「やっぱはやく岩さんと別れて!はやく俺のもんになって!」

と、イタズラっぽく笑う亜嵐くん


今の私はどこまでも中途半端で

そんな自分が嫌い

だけど

亜嵐くんといる時は

少しだけ自分を好きになれる気がする



この夜は

亜嵐くんのたくさんの愛を身体中で感じた

帰したくない→←打ち上げ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
495人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

kano(プロフ) - 大好きです!! (2018年6月27日 20時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 蛍さん» ありがとうございます(^ν^)更新頑張ります! (2018年6月16日 14時) (レス) id: d0fb34d7f9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もうすでに面白いです!めっちゃ続き気になります!! (2018年6月15日 21時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えのき | 作成日時:2018年6月15日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。