Missing you .

突然の ページ30

side：亜嵐


会いたい

だけどAちゃんは岩さんのもの


「はぁーー･･･」

自分でも笑っちゃうくらいの大きなため息


あんなこと、

言わなきゃよかったな


昨日

岩さんに言った言葉を思い出す


明らかに自分に不利になるって分かってたのに

Aちゃんが喜ぶかなって

そう思って言ってしまった言葉


「Aちゃんは岩さんしか頭にない」


結局辛くなって後悔


馬鹿だなぁ、俺


ﾋﾟｺﾝ


突然なったLINEの通知音

ディスプレイに表示されたその名前と言葉に俺は

寝転んでいた身体を思わず勢いよく起こす


A亜嵐くん、今から会える?


！？！！？


初めてだった

Aちゃんからそんなお誘いが来たのは


いつもそう

ご飯を誘うのは俺からで

Aちゃんはそんな俺にいつも付き合ってくれて


突然届いたAちゃんからのLINEは


思いがけない言葉



急いでLINEを返す


会えるけど、岩さんとご飯じゃないの?

Aもう店出るから、今からそっち行ってもいい?


え！？今から！？そっちって、おれん家！？


分かった、待ってる


ケータイをほり投げて

部屋を片付ける


「いって！！」


慌てすぎて角に小指をぶつける


何やってんだ俺(笑)


こんなふうに冷静でいられないくらい

俺はAちゃんのことが好きなんだ

嘘→←真実

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