決めたのはわたし。 ページ9
ここ最近、心の中でずーっともやもやしていた悩みの種…。
彼の気持ちをふいに知ってしまってから、
何だか…隣にいる彼が遠く感じるようになった…。
こんな風に突然別れる理由もなかったけど…
これ以上、一緒にいる理由も…なかった…。
嫌いになったわけじゃない…。
むしろ、全然好き…。
でも…これからの未来に少なからず期待するわたしはこれ以上、もしかしたら…とか、もう少し時間が過ぎれば…とか不透明な二人の関係に寄り掛かっていられない…。
「別れ…よう…。わたしたち…。」
彼「なに?突然…(笑)」
「わたしは…今じゃなくても…いつかは…結婚したい…。子供だって…産みたい……。」
彼「……。」
「出来れば…それは…あなたと…。あなたと結婚して…あなたと家族を作りたい…。いつか…。」
彼「うん。いつかは…そう思うよ。オレだって…。でも…。それがいつかは…まだ…わからない…。オレには…。」
「……。」
彼「わからないってゆーか…ごめん…まだ、考えられない…。」
何となくわかってたから(聞いてたし?)
やっぱりね。って言う気持ちが強くて、何だか…返ってスッキリした。
「じゃあ…別れよう。わたしたち。」
って言ったら、彼はあっさり「うん…。」って言った。
ここで引き止められて、後々「やっぱりごめん…」ってなることを思えば、まだ…まだ取り返しはつくから…。
そう決めたのは、わたしだし…。
これでよかった。
ってゆーか…これしか無かった…?
わたし…一人で焦り過ぎちゃった…?
三年は一緒に居たから…
クリスマスを…三回一緒にやったわけだから…
自分から切り出した別れだって…
こんなになんか悲しくて…寂しくたって…
別におかしくなんかない…よね……。
「っ(泣)」
タクシーを降りるまではしっかりしてた…(泣)
でも、エレベーターに乗って扉が閉まった瞬間に…
糸がブツっ…と切れて…
涙腺が崩壊しちゃって…
しゃがみ込んで泣いた…。
「うぅっ(泣)」
秋に出逢って、
冬が来て、春が来て、夏が来る…。
それを三回…巡って…巡ったけど…
四度目の夏がやって来る前に…わたしたちは終わった……。
「っ(泣)」
もう会わないんだって思うと寂しくて、悲しくて…。
でも、この涙の訳はそれだけじゃなくて…
わたしの捨て身の覚悟を、あっさり交わされたことが悔しいのかな…(泣)
扉が開いた…。
7階だ…と思って立ち上がったら、目の前には
怪しい、いい人がいた…。
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梨子(プロフ) - りかさん» 初めまして( ´ ▽ ` )ノこんばんはー( ´ ▽ ` )ノあはははは笑。初めてのご指摘ですwなんてゆーか…←コレですよね?笑。これが梨子だと思ってご理解いただけるとうれしいです…笑。 (2013年5月30日 1時) (レス) id: 4a1fc78291 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます(^ ^)次回作も楽しみです! (2013年4月11日 21時) (レス) id: b33f9fd7e7 (このIDを非表示/違反報告)
momoka*(プロフ) - すっごいおもしろかったです** 次回も楽しみにしてまーす。 ~ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 54ce496d32 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 梨子さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!もぉ~ギュったら。。。でもどんなギュでも結局ギュが大好きな『私』。そして梨子さんのお話が大好き!次回作は誰かな、楽しみに待ってます♪ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 7f666a764f (このIDを非表示/違反報告)
sasha(プロフ) - いつも楽しく拝見してます〜( *´艸`)ミンくんペンだけど、梨子ちゃんのお話読んだら、ギュにぐらぐら(〃ω〃)次も楽しみにしています♪ (2013年4月11日 17時) (レス) id: 8f1df0361c (このIDを非表示/違反報告)
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