ヌナだから…。 ページ45
「………」
わたしを抱き締めないまま、キュヒョンがわたしの肩に顔を埋めた…。
「早く抱き締めなよ」って言えなくて…。
「………」
KH「……??」
キュヒョンから体を離して、少し見つめ合った後…。
キュヒョンの腕をそーっと取って、自分の腰に巻きつけた。
KH「……ぇ…^^(汗)」
ちょっとデレってした顔。
「………」
してやった…はいいけど、恥ずかしいわたしはまた、
黙ってキュヒョンを抱き締めた。
KH「……ふ…(笑)」
うん…。
今度は…抱き締められてる…。
KH「いつ…?」
「…何が…?」
KH「引越し……」
「…明々後日…。」
KH「……どこに…?」
「……内緒。」
KH「………」
「…(笑)お仕置き。」
KH「…行けないじゃん…」
「…うん。」
KH「……どこ…?」
「…内緒。」
KH「…ほんとに…?」
「うん。」
KH「…ヌナに…会いたくなったら…どーするの?どーやって会うの?」
「…その時考える。」
KH「……はぁ…わかった…。」
声が…いじけてる。
「わたしの前で、細くて長くて髪の毛サラサラ彼女といちゃいちゃしたから…。」
KH「いちゃいちゃはしてない(汗)」
体を離そうとしたから、それを阻止するようにぎゅーってした。
「…(笑)」
KH「……ごめん…。」
「わたしの家に来るまでにさーぁ?エレベーターでみかんこぼしちゃう人がいたら…どーする??」
KH「…ふっ(笑)」
「また…拾って家まで着いてく…?」
KH「……拾う…けど…。着いては行かない…」
「ほんとにー?(笑)」
キュヒョンの顔を見る。
KH「…ん…(笑)」
「エレベーターの中で、しゃくりあげるくらい泣いてる人がいたらー??」
KH「……無視…する…(笑)」
「嘘だ(笑)それが、細くて長くてサラサラの髪のキレイなコでも??」
KH「…(笑)別にそういう人がタイプなわけじゃない(笑)」
意地悪な質問だって…
いい年して子供みたいだって…わかってる…。
「………」
KH「……(汗)」
「後…何人いる…?彼女…」
KH「!?(汗)いないよ(汗)」
「ほん
次から次へと意地悪なことばり聞くわたしの口を…
唇を、キュヒョンの唇が塞いだ…。
「………」
KH「全部…。全部ヌナだったから…。」
「………」
KH「ヌナだったから、みかん拾ったし、部屋まで持ってったし…。泣いてるのだって
放っておけなかった……」
「………」
KH「誰にでも優しくするわけじゃない………」
キュヒョンの顔がまた近づいてきたから、
黙って目を閉じた…。
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梨子(プロフ) - りかさん» 初めまして( ´ ▽ ` )ノこんばんはー( ´ ▽ ` )ノあはははは笑。初めてのご指摘ですwなんてゆーか…←コレですよね?笑。これが梨子だと思ってご理解いただけるとうれしいです…笑。 (2013年5月30日 1時) (レス) id: 4a1fc78291 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます(^ ^)次回作も楽しみです! (2013年4月11日 21時) (レス) id: b33f9fd7e7 (このIDを非表示/違反報告)
momoka*(プロフ) - すっごいおもしろかったです** 次回も楽しみにしてまーす。 ~ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 54ce496d32 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 梨子さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!もぉ~ギュったら。。。でもどんなギュでも結局ギュが大好きな『私』。そして梨子さんのお話が大好き!次回作は誰かな、楽しみに待ってます♪ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 7f666a764f (このIDを非表示/違反報告)
sasha(プロフ) - いつも楽しく拝見してます〜( *´艸`)ミンくんペンだけど、梨子ちゃんのお話読んだら、ギュにぐらぐら(〃ω〃)次も楽しみにしています♪ (2013年4月11日 17時) (レス) id: 8f1df0361c (このIDを非表示/違反報告)
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