鍵…。 ページ5
その衝撃でまた…みかんがコロリ…。
KH「…(笑)」
唖然として立ち尽くすわたしと、少し笑いを堪えているかのような彼が
散乱しているみかんを拾う…。
そして、拾い集めたみかんをわたしの腕の中にゲームのように積んで行く…。
「………(汗)」
彼が積んでくれたみかんを落とさないように必死になるわたし…。
KH「……^^(笑)」
残りふたつ…。
KH「んー……ぉ、大丈夫…^^(笑)」
「……(汗)」
最後のひとつ…。
KH「ぉ…(笑)」
上手く収まった。
「ぁ…ありがとうございました(汗)」
KH「^^」
たぶん…にっこり笑った彼…。
「じゃぁ…(汗)」
ぺこりと会釈をして、彼に背を向けた。
まだ見てるかどうかわかんないけど…(汗)背中が…緊張する…(汗)
そして部屋まで…そーっとそーっと…ゆっくり歩く…。
KH「あの」
「きゃぁっ(汗)」
背後からの声に飛び上がる。
KH「ぁ、ごめんなさい…(笑)」
振り返ると、さっきの彼。
KH「ぁ…部屋まで…手伝います…(笑)」
「…ぇ?」
KH「それだと…朝になると思うので…(笑)」
「………(汗)」
わたしの返事を待たずに、わたしの腕から次々とみかんを奪って行く…。
「すみません……(汗)」
KH「^^」
そして、半分ずつみかんを抱えて、エレベーターから一番遠いわたしの部屋の前…。
「………(汗)」
ドアの前で固まるわたし。
KH「??」
背の高い彼が、わたしの肩越しにわたしの様子を伺う…。
「ぁの…(汗)すみません…鍵が…(汗)」
KH「……??」
「バッグの…中…で…(汗)」
KH「……。ぁあ(笑)」
両手が塞がりすぎて何も出来ないでいるわたし。
膝を曲げてわたしに高さを合わせて、みかんをこっちによこせ…って言う
無言の合図。
「…ほんとにすみません…(汗)」
片手が自由になるくらいまで、彼の腕の中にみかんを移す…。
そして自由になった片手でバッグから鍵を何とか探り当てて、
内心もの凄く焦りながら鍵を開けた。
ドアノブを回し、ほんの少しのドアの隙間に足のぐいぐいさせてドアを開ける…。
「すみません(汗)ちょっと待っててください(汗)」
部屋に上がってすぐ、リビングのソファの上にみかんを投げほかった。
そしてキッチンへ行き、ビニール袋を手に玄関へ戻る。
「すみませんすみませんすみませんーーー(汗)」
KH「…^^(笑)」
みかんを抱えて立っている彼。
「ここに…(汗)」
ビニール袋の口を大きく開けたら、彼がそこにみかんをゴロゴロゴロ…と移した。
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梨子(プロフ) - りかさん» 初めまして( ´ ▽ ` )ノこんばんはー( ´ ▽ ` )ノあはははは笑。初めてのご指摘ですwなんてゆーか…←コレですよね?笑。これが梨子だと思ってご理解いただけるとうれしいです…笑。 (2013年5月30日 1時) (レス) id: 4a1fc78291 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます(^ ^)次回作も楽しみです! (2013年4月11日 21時) (レス) id: b33f9fd7e7 (このIDを非表示/違反報告)
momoka*(プロフ) - すっごいおもしろかったです** 次回も楽しみにしてまーす。 ~ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 54ce496d32 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 梨子さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!もぉ~ギュったら。。。でもどんなギュでも結局ギュが大好きな『私』。そして梨子さんのお話が大好き!次回作は誰かな、楽しみに待ってます♪ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 7f666a764f (このIDを非表示/違反報告)
sasha(プロフ) - いつも楽しく拝見してます〜( *´艸`)ミンくんペンだけど、梨子ちゃんのお話読んだら、ギュにぐらぐら(〃ω〃)次も楽しみにしています♪ (2013年4月11日 17時) (レス) id: 8f1df0361c (このIDを非表示/違反報告)
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