止まらない涙。 ページ39
夜の公園に一人きり…置いてきぼりにしたキュヒョンのことが
気になる…。
マンションに戻ったら、エントランスの外で心配そうに
周りをキョロキョロ見てる彼の姿があった。
彼「おぉ!!(汗)」
わたしの姿を見つけてわたしに駆け寄る。
「ごめん…。なんか…。」
彼「…大丈夫なの…?」
「…ぅん。」
彼「……ん…。」
他にももっと聞きたいことはあると思うけど、
彼は何も聞かないで、わたしの頭をわしゃわしゃっとした。
「はい。コレ。」
玄関で手渡す荷物。
彼「ぉう…^^ありがと…^^」
「…^^」
彼「まー…さ…。今も…なんてゆーか……気まずくー…ないじゃん?オレたち…」
「…ぅ…ん…?」
彼「意外と普通…ってゆーか…」
「……ぅん…。」
彼「んー…もしー…また…?今日みたいなことがあって、しんどい時とか…
誰もいなかったら…呼んで…??^^」
「……^^」
彼「別に、会おうと思えばすぐ会えるんだし…。…ん…。な…?^^」
「…ん…^^…ぁりがと…^^」
彼「…^^あんまり泣くなよ(笑)」
わたしの頬を優しく抓った。
「ん…^^(笑)ぁりがと…^^」
彼「…ん^^(笑)」
無駄に爽やかに優しい笑顔を残して帰った彼…。
ありがとう。ありがとう…。
「…(泣)」
泣くなよって今言われたばっかりなのに…(泣)
言われたそばから泣いてしまった…(泣)
シャワーを浴びながら…
髪を乾かしながら…
キュヒョンはちゃんとお家に帰っただろうか…。
って考える…。
ケータイはまったく静かで、それがより…何だか心配になる…。
でも…あんな風に言ったら…普通は…そうか…。
ベッドで寝返りを打って、目を閉じる…。
『ピンポーン……』
「……」
静まり返った真っ暗な部屋に、悲しく聞こえるピンポン…。
「……」
『ピンポーン……』
布団を頭まで引き上げて、より真っ暗な世界へ逃げたわたし…。
聞こえないようにそうしてるのに、
耳を澄ましてる…。
次にピンポンが鳴ることはもうなくて、
枕元に置いてあるケータイにメッセージが届いた。
KH「ヌナ。お願い…。ドア開けて?」
そのメッセージを見て、胸がギュってなったけど…
「帰って」
KH「お願い」
「無理。今日は、お願いだから帰って。」
KH「明日ならいいの?」
「わからない。」
それから少し時間を開けて、
KH「わかった。今日は寒いから…温かくして眠ってね。」
その十分後に、「愛してる」のメッセージ…。
「…っ…(泣)」
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梨子(プロフ) - りかさん» 初めまして( ´ ▽ ` )ノこんばんはー( ´ ▽ ` )ノあはははは笑。初めてのご指摘ですwなんてゆーか…←コレですよね?笑。これが梨子だと思ってご理解いただけるとうれしいです…笑。 (2013年5月30日 1時) (レス) id: 4a1fc78291 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます(^ ^)次回作も楽しみです! (2013年4月11日 21時) (レス) id: b33f9fd7e7 (このIDを非表示/違反報告)
momoka*(プロフ) - すっごいおもしろかったです** 次回も楽しみにしてまーす。 ~ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 54ce496d32 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 梨子さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!もぉ~ギュったら。。。でもどんなギュでも結局ギュが大好きな『私』。そして梨子さんのお話が大好き!次回作は誰かな、楽しみに待ってます♪ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 7f666a764f (このIDを非表示/違反報告)
sasha(プロフ) - いつも楽しく拝見してます〜( *´艸`)ミンくんペンだけど、梨子ちゃんのお話読んだら、ギュにぐらぐら(〃ω〃)次も楽しみにしています♪ (2013年4月11日 17時) (レス) id: 8f1df0361c (このIDを非表示/違反報告)
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