なんで…わたしはいつも…。 ページ36
「ちょっ(汗)キュヒョンっ!!(汗)」
思いっきり掴まれてる腕を、思いっきりぶんぶん振り乱してもびくともしない…。
「やめてっ!!(汗)ねぇっ!!」
走るように歩くキュヒョンに引き摺られるように、必死についていく…。
わたしの脚がもつれそうになっても、こっちも見ない…。
家からすぐ近くにある公園。
街灯の下のベンチに、投げほかるようにわたしを座らせた。
「いった…(汗)」
痛がるわたしを、怒った顔で見下ろすキュヒョン。
なんで。
なんでキュヒョンが怒るのかわかんない。
「な…に…?」
立ち上がろうとするわたしを力ずくで止めようとする。
「もうっ!!!痛いっ!!触らないでっ!!!」
大きな声と同時に、必死になってキュヒョンの手を振り払った。
それでもまた、わたしの手を引っ張ってわたしを抱き締めた…。
KH「昨日…ごめん……」
「………」
KH「ごめん……」
聞こえる声が…震えてる…。
「……なに…が…?」
KH「………」
キュヒョンの腕の中で、キュヒョンの胸を思いっきり押し返す。
「べつに…なんにも……いい…。」
KH「…ヌナ…」
「だって、あの人…彼女でしょ?わたし、彼女じゃないし^^。」
KH「ヌナ!」
「浮気でもなんでもないんだから。別に…いい…^^」
キュヒョンの手が、またわたしの腕に触れる…。
「だから、触らないでっ」
KH「ヌナ
「いいの。もう。関係ない。忘れる。てゆーか…忘れた。」
KH「………」
「最初から…何にもない。わたしたち。」
KH「ヌナ!」
泣きそうな顔をしてるキュヒョンが、またわたしを抱き締めた。
KH「ごめん…ごめん…ヌナ…。お願いだから…そんなこと…言わないで…」
「………」
背中に回されてるキュヒョンの腕が…力いっぱいなのに、震えてる…。
「……(泣)」
KH「遅くなって……連絡もしないままで……ごめん……」
なんで…いっつもキュヒョンはズルいのに…(泣)
なんで…わたしはキュヒョンの匂いに包まれただけでこんなに泣いて…
今も…こんなに………(泣)
抵抗しないでキュヒョンに抱かれるままにしていたら、
背中の手が一瞬でわたしの両頬を挟んで、唇を…キュヒョンの唇で塞がれた…。
「…ん゛っ…(汗)」
顔を背けようとしても…敵わない…。
わたしを求める…不安で一杯のキュヒョンのキス…。
それをひとつも受け入れないわたし…。
キュヒョンの唇が離れて、また…潰れそうなくらいの力で
わたしを抱き締めた…。
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梨子(プロフ) - りかさん» 初めまして( ´ ▽ ` )ノこんばんはー( ´ ▽ ` )ノあはははは笑。初めてのご指摘ですwなんてゆーか…←コレですよね?笑。これが梨子だと思ってご理解いただけるとうれしいです…笑。 (2013年5月30日 1時) (レス) id: 4a1fc78291 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます(^ ^)次回作も楽しみです! (2013年4月11日 21時) (レス) id: b33f9fd7e7 (このIDを非表示/違反報告)
momoka*(プロフ) - すっごいおもしろかったです** 次回も楽しみにしてまーす。 ~ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 54ce496d32 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 梨子さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!もぉ~ギュったら。。。でもどんなギュでも結局ギュが大好きな『私』。そして梨子さんのお話が大好き!次回作は誰かな、楽しみに待ってます♪ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 7f666a764f (このIDを非表示/違反報告)
sasha(プロフ) - いつも楽しく拝見してます〜( *´艸`)ミンくんペンだけど、梨子ちゃんのお話読んだら、ギュにぐらぐら(〃ω〃)次も楽しみにしています♪ (2013年4月11日 17時) (レス) id: 8f1df0361c (このIDを非表示/違反報告)
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