missing you...*Kyuhyun...

初めての出会い…。 ページ4

しゃがみ込んでみかんを拾い集めるわたし…。

こんな時に限ってバッグも小さい…。

両手に抱えながら拾う…。

「すみません〜…(汗)」

彼の足元に落ちてるみかんに手を伸ばそうとした時、
彼がしゃがんだ…。

「(汗)」

そばにあるみかんを拾い、一瞬躊躇ってわたしの両腕の中にそっとみかんを乗せる。

「すみません(汗)」

恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい(汗)

「ぁ、もう大丈夫です(汗)」

耐え切れず、すくっと立ち上がる。

そして、まだ少し残ってるみかんを足で蹴って外に出す。

KH「………」

立ち上がった彼も、そんなわたしをただ…黙って見てる…。

KH「…プッ…」

！！？？

今…ちいさーーーーく聞こえた…(汗)

「プッ」って…

「プッ」って笑った……(泣)

「すみませんでした(汗)」

とにかく両手いっぱいに抱えたみかんと、全部外に出し切ったであろうみかん
を確認してエレベーターから出ようとした。

KH「ぁ！」

ガタン…！！

「……(汗)」

また…挟まりそうになってるわたしと、手で扉を止めてる目の前の彼…。

「ぁ…すみません(汗)ありがとうございました(汗)」

顔も見ないで頭を下げて、くるっと向きを変えた。

エレベーターが閉まるのを背中で感じて、足元に転がってるみかんを拾おうとしたら
両腕に抱えていたみかんがまた…ひとつふたつ…コロコロと零れ落ちた…。

「ぁ゛あ゛ーーーーーん！！もぅっ！！」

自分のドン臭さが一番の原因なのに、そのイライラの矛先は頂き物のみかんへ…。

しゃがんだまま、ペンギンのようにみかんの方へと歩く…。

自分の後ろ側に向いた時…

「きゃぁぁぁぁっ(汗)」

目に映った二本の脚…。

あまりに驚きすぎちゃって、そのまま尻餅をついた…。

脚を下から伝って見上げたら…さっき…エレベーターで一緒だった人…。

また…両腕からコロコロ零れ落ちるみかん…。

「…ぁ…(汗)ぁ…(汗)」

きっと、彼の顔を見て口をパクパクさせているわたし…。

KH「…大丈夫ですか？？(汗)」

屈んでわたしの顔を見る彼…。

「大…丈夫…です…(汗)」

マスクと帽子の間から唯一見える目は…バカにしたように笑ってる…(泣)

目の前にスッと差し出された、真っ白でキレイな手…。

「………」

無意識にその手を取りそうになったけど、両腕にまだまだ溢れるみかんが
それを躊躇させた。

KH「ぁあ(笑)」

その状況を見て一人納得した彼の手がわたしの二の腕のあたりをわしっと掴んで
わたしを引き上げた。

鍵…。→←強盗…？。

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