missing you...*Kyuhyun...

行かないで。 ページ28

部屋に二人でいる時…。

テーブルの上でキュヒョンのケータイが鳴る…。

無意識にふと見てしまった画面には女の人の名前。

「……」

KH「…ちょっとごめん…(汗)」

ケータイを手にキュヒョンが玄関から外へ出た。

それだけで…友達でも、仕事の関係の人でもないんだってわかった。

こうなってから、キュヒョンが彼女のことを口にすることも、
わたしから口にすることもない。

だから、実際にキュヒョンと彼女が今どうなってるのか、
これからどうなっていくのかなんて、わたしはなんにもわからない…。

聞いていいのかもわからないし、聞くことも…出来ない…。

でも…そろそろおしえてほしい…。

わたしは、待ってればいいのか…

待っていても無駄なのか…。

外から戻ってきたキュヒョンの顔は、言葉なんていらないくらい…。

KH「ぁー…ヌナ…ごめん……(汗)」

「…帰るの…？」

KH「…ん…(汗)」

「…彼女…？」

KH「…ぅん…(汗)」

「……」

わかってたはずなのに、素直に「うん」って言われただけで
こんなに動揺してる…。

KH「話…したくて…今日…オレから連絡してて…。」

「…話……？」

KH「ん…ちゃんと…する…。」

「……」

何を…ちゃんとするんだろう…？

ソファに座ったままのわたしに構わず、一人身支度を整えるキュヒョン。

手を伸ばして、キュヒョンの服の裾を引っ張った…。

KH「……ヌナ…」

「行っちゃやだ」って、言葉には出来なくて…。

「……」

裾を掴んでるわたしの手を取り、
しゃがみこんで、わたしの顔を覗き込むキュヒョン。

KH「ちゃんとして、戻ってくるから…信じて待ってて…」

子供に言い聞かせるみたいに…。

信じてないわけじゃない…。

「待ってて」って言う言葉に、正直驚いてる…。

いつか、言おうって思ってた…。

「もし…もしわたしにも可能性があるんだったら…
ちゃんと考えてみてほしい…。」って。

可能性がゼロじゃないんだったら…って…。

KH「ちゃんとするの…遅くて…ごめん……。」

「……」

握り締めてる手に、そっとキスをして、
「行っていい」とも、「行かないで」とも言えなかったわたしを残して
キュヒョンは部屋を後にした。

不安で押し潰されそうになりながらも、
キュヒョンの言葉を…キュヒョンのことを信じて待ってた…。

いつ戻るつもりだったのかは知らないけど、

朝が来ても、また夜が来ても…キュヒョンがわたしの部屋を訪ねてくることも
なければ、連絡さえも来なかった…。

ぜーんぶが…。→←ダメなわたし。

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