missing you...*Kyuhyun...

ダメなわたし。 ページ27

窓の外が少しずつ明るくなっていく…。

キュヒョンの腕の中でまどろむわたし…。

KH「ヌナ…」

「…ぅん…？」

キュヒョンの顔を見上げたら、キュヒョンがわたしを見下ろしてた…。

「……んー…？」

KH「連絡先……おしえて……」

「………」

そっか…。

わたしたちは、連絡先も知らないまま…。

「ぃゃ…。」

キュヒョンの顔を見るのを止めて、キュヒョンの胸に顔を埋めた。

KH「……なんで…？」

「……なんでも…。」

KH「………。」

「………。」

キュヒョンの手が優しく背中を撫でる…。

KH「おしえて…」

「…ぃゃ。」

KH「…なんで…？(笑)」

「……おしえて…どーするのー…？」

KH「…？(笑)」

「………」

KH「電話する…。」

「……嘘だ…。」

KH「！？(笑)」

キュヒョンが勢いよくわたしの体を引き剥がして、わたしの顔を見る。

それをわたしは嫌がる…。

KH「ヌナの声…聞きたくなったらどーすればいいの…？」

「……聞きに…来れば…？」

じっとわたしの目を見るキュヒョンの目をまともに見られない…。

KH「来れない時の話だよ…」

「我慢するしかないじゃん…」

KH「…(笑)無理…。」

わたしだって…無理…。

これから毎日、毎日毎日キュヒョンからの連絡を待っちゃう…。

連絡先を知ってるのに、なんで連絡ないんだろう…って…
寂しくなって、悲しくなる…。

でも、わたしは彼女じゃないから……。

何十回もそんなやりとりをして、結局またわたしが負けて
キュヒョンと連絡先を交換した。

わたしが思ったよりも寂しさを感じなかったのは、想像以上に
キュヒョンがわたしを放っておかなくて、待ってしまうのが嫌だ…
って思う暇もないくらい…わたしの日常を埋め尽くしたキュヒョン。

日に日に募るキュヒョンへの気持ちと、自分への嫌悪感と…ほんの少しの罪悪感…。

ちゃんとしなきゃ。

ってキュヒョンの顔を見る前に決心するのに、
キュヒョンの顔を見て、触れられたら、一瞬で揺らぐダメなわたし。

キュヒョンからふわっと香る女の人の匂い…。

顔も知らない彼女に大人げなく嫉妬する…。

誰かと気持ちが通じ合って、愛し合えることが
こんなにしんどいのは…初めて…。

通じ合って、愛し合えさえすれば、大体のことはシアワセなんだって思ってた…。

眠ったフリをしてるわたしに、キスを落として帰るキュヒョン。

薄目にぼんやり映るキュヒョンの顔は、いつも切ない…。

わたしが…わたしが決めなきゃいけないの…？(泣)

行かないで。→←甘く、果てしなく…。

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