missing you...*Kyuhyun...

ズルイ。 ページ23

唇が…触れ合って…離れて…

吸い寄せられるようにまた重なり合って、離れて…。

何度も…何度も…。

キュヒョンからの求められるようなキス…。

一生懸命受け止めるけど、頭のどこかで…今のこの状況を
遠くから…じっと見てるわたしがいる…。

もう…どうにでもなっちゃえばいい…
もう…知らない…って思ってる自分と、

今なら…
今ならまだ…もしかしたら、戻れるかもしれない…
って…思ってる自分……。

されるがままにされていたら、ゆっくり…キュヒョンがわたしを
押し倒して、体が…ソファにゆっくり沈む…。

「…(汗)」

KH「……」

見てるこっちが切なくなるくらい…。

わたしのことを…好きなんだ…って伝わるキュヒョンの顔…。

でも…悲しいの…？

キュヒョンの顔が…今にも泣いちゃいそう…。

「キュ

唇に、優しいキス…。

真上にいるキュヒョンがの目線が、ソファの背もたれの向こう…。

「…(汗)」

KH「……」

ベッドを黙って少し見つめた後、わたしの顔を見た。

全身に心地好く圧し掛かっていたキュヒョンの体重が
軽くなった…。

ゆっくりと一人立ち上がったキュヒョン。

「……(汗)」

ゆっくりと身体を起こしてソファに座ったわたしの手を引く…。

「……(汗)」

KH「…ヌナ…」

「……(汗)」

ゆっくり…ゆっくり立ち上がる…。

恥ずかしくて、下を向いたまま立ってるわたしを
キュヒョンがそーっと抱き締めた。

「キュヒョン。」

KH「……」

肩に…キュヒョンが顔を埋めてる…。

「キュヒョン。」

KH「……？？」

わたしの顔を見るキュヒョン。

「……(汗)」

自分が…キュヒョンに何を言いたいのか…自分にもわからない…。

ただ…わたしは躊躇してるんだからね…？

って、アピールしたいだけかも…。

手を握ったまま…キュヒョンがくるりと背中を向ける。

「…(汗)」

そのまま歩き出す…。

黙って…ついて行くわたし…。

キュヒョンに手を引かれて、ベッドの前…。

そこで初めて…引かれてる手を自分の方へ引き寄せた。

馬鹿みたいに…うるさいくらいドキドキしてる心臓…。

顔が…頬が…逆上せたみたいに火照る…。

手は離さないまま…キュヒョンが先にベッドに座った。

その横で、手を握られたまま立ち尽くしてるわたし…。

リビングの灯りがぼんやり射し込むだけの寝室…。

さっきまで、わたしを見下ろしていたキュヒョンが、
今度は子犬のような顔でわたしを見上げる…。

全部…ぜんぶぜんぶぜんぶ…ズルイ…。

運命…。→←勝手…。

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