勝手…。 ページ22
KH「好き……ヌナが…好き……」
「彼女…いるじゃん…」
KH「……でも…好き……」
またキスをしようとわたしに手を伸ばす。
「また後悔するよ?そんなことしたら、この前みたいに「しまった…」って…」
KH「…ぇ…?」
「だって…この前…この前キスした時…キュヒョン困った顔してたもん!」
KH「……ぁれは…(汗)」
何か言いたいんだろうけど、きっと上手く言葉に出来ないんだ…。
「ちょっ(汗)」
わたしの手首を掴んで、リビングまでぐいぐい引っ張って行く。
「ゃあっ(汗)」
手首をブンブンしてもビクともしない。
そのままソファに押し倒される…。
「ん゛もぅっ!!(汗)やめって(汗)ぃゃだっ(汗)」
やっとの思いでキュヒョンを押しのけた…。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
呼吸を整えながら話し続ける…。
床にうなだれるように座ってるキュヒョン。
「キュヒョンが…」
KH「………」
「キュヒョンが辛くなるよ……」
KH「…?なんで…?オレは
「今…このままそんな風になっちゃったら…キュヒョンが今度はもっと…
もっともっと辛いよ…?」
KH「………」
「だからもうやめよう。帰って…?」
KH「それでもいい…。」
「……??」
KH「辛くても苦しくても何でもいい…。後悔もしない…。」
そんなこと…キュヒョンが言える立場じゃないくせに…
バカみたいな自信を持って、真っ直ぐわたしを見てそう言った…。
「馬鹿じゃないの…?そんなの…そんなの…勝手すぎる…(笑)」
KH「……ごめん…」
「馬鹿だよ…(泣)」
ポロ…って零れ落ちた涙…。
ソファに座ってるわたしの足元に座ってるキュヒョン。
零れ落ちた涙を、真っ白で華奢な指が優しく拭う…。
「困る…(泣)こんなの……(泣)」
ボロボロって次々零れ出る涙…。
KH「ごめん………」
さっきとは違う…
こわれそうなものに触れるみたいに…そーっと…
キュヒョンの両手が優しくわたしの両頬を挟んで、唇で…涙を掬った…。
「……(泣)」
瞼から鼻…頬に触れるキュヒョンの唇…。
次にどこに来るのか…わかってるわたしは…ゆっくりと目を閉じた…。
キュヒョンの親指がわたしの唇をそっと撫でて…
キュヒョンとわたしの唇がゆっくり重なり合った…。
角度を変えながら、どんどん深くなっていくキスは…
キュヒョンの唇からじわじわと出てくる血のせいで、鉄っぽい味がする……。
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梨子(プロフ) - りかさん» 初めまして( ´ ▽ ` )ノこんばんはー( ´ ▽ ` )ノあはははは笑。初めてのご指摘ですwなんてゆーか…←コレですよね?笑。これが梨子だと思ってご理解いただけるとうれしいです…笑。 (2013年5月30日 1時) (レス) id: 4a1fc78291 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます(^ ^)次回作も楽しみです! (2013年4月11日 21時) (レス) id: b33f9fd7e7 (このIDを非表示/違反報告)
momoka*(プロフ) - すっごいおもしろかったです** 次回も楽しみにしてまーす。 ~ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 54ce496d32 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 梨子さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!もぉ~ギュったら。。。でもどんなギュでも結局ギュが大好きな『私』。そして梨子さんのお話が大好き!次回作は誰かな、楽しみに待ってます♪ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 7f666a764f (このIDを非表示/違反報告)
sasha(プロフ) - いつも楽しく拝見してます〜( *´艸`)ミンくんペンだけど、梨子ちゃんのお話読んだら、ギュにぐらぐら(〃ω〃)次も楽しみにしています♪ (2013年4月11日 17時) (レス) id: 8f1df0361c (このIDを非表示/違反報告)
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