missing you...*Kyuhyun...

キス…。 ページ21

あれから…

「わたしの大切さに気が付いた」と言った彼。

「やり直そう。今度は結婚を視野に入れて…」と言った彼。

すべて、わたしが欲しかった言葉…。

でもそれは、あの時の話で、あの時じゃなきゃなんの意味もない…。

今はもう、その言葉に…なんの魅力も感じないし、心がぐらぐらすることもない…。

そのタイミングが合わないわたしたちだったから…こうなったの。たぶん…。

彼「今…マンションの下にいるんだけど……」

「……(汗)」

彼「何時頃帰ってくる…？」

「ぁ…まだ…わかんない…。ごめん…」

彼「ぃゃ…」

「もし急いでるんなら明日送るよ。家に。」

彼「ぇ…(笑)送るって距離でもないじゃん…(笑)明日…時間あるなら
明日また出直すよ…」

とにかく電話を切りたくて、ダラダラ続く会話にイライラする…。

「うん。じゃあまた明日連絡するから。取り敢えず

背後に人の気配を感じて振り返った。

「ゃっ(汗)」

彼「A？？わかった。じゃあまた明日連絡して」

驚いて固まったわたしの手から、ケータイを抜き取りシンクの横に置いた。

そしてそのまま、わたしを後ろから抱き締めた…。

彼「A？」

受話器からわたしの名前を呼ぶ彼の声。

さっき置いたケータイに手を伸ばし、通話終了のボタンをキュヒョンが押した…。

ただただ驚くわたしの体を簡単にくるっと自分の方へ向ける…。

「…(汗)」

一瞬で目の前に来たキュヒョンの顔。

ぶつかるみたいなキス…。

「ちょっ(汗)やっ…めてっ(汗)」

一瞬だけ触れ合った唇。

顔を背けてキスを拒む。

体を引き離して、思いっきりキュヒョンを押し返す。

押し返してる腕を取られて、また…唇が重なった。

「んん゛っ(汗)」

掴まれてた手が離されて、またキュヒョンのことを押し返すのに…
キュヒョンの両手が、わたしの耳を塞ぐようにわたしの頭をホールドする…。

「んんん゛っ！！(汗)」

自由になってる両手で、キュヒョンの手をどけようとするけど全然勝てない…。

KH「っ…！！(汗)」

キュヒョンの唇を…噛んだ…。

「なに…(汗)なんで……なんなの…(汗)」

KH「好き……なんだ……ヌナのこと……」

「………」

噛まれた唇を指で擦りながら言った。

冷静にいよう…って思ってたのに…つられる…(汗)

勝手…。→←だから、言わなきゃ。

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