missing you...*Kyuhyun...

強盗…？。 ページ3

「遅いなぁ…」

何分ここにいる？？エレベーターのボタンに目をやると、

「…嘘ー…(汗)」

ボタンが押された形跡が無かった…。

少し前の記憶を辿っても、押した記憶も…思い出せない…。

…情けない……。

ボタンを押して、溜め息を一つ…。

最近…ぼんやりが過ぎてなのか、なんなのか…物忘れが酷すぎるよ…わたし…。

俯いて、また…溜め息を一つ…。

よくもこんなに…一分一秒代わる代わる増えるわたしの悩み…。

KH「乗りますか…？」

ボソッと聞こえた声…

「へっ……(汗)」

驚いて顔を上げると、目の前には扉が開いたエレベーターと…男のー…人…？(汗)

ここに越してきて約2ヶ月だけど…初めて出くわす…(汗)

黒い帽子と黒いマスク…。

帽子とマスクの間からうっすら見える……なんか…怖い…目…(汗)

「ぁっ…(汗)のっ…ります…(汗)」

怖くて乗りたくなかったけど、それも言えない…。

てゆーか…エレベーターもこの人もいつの間に…！(汗)

恐る恐る脚を踏み入れようとした時、

「わっ(汗)」

躊躇ってたわたしのせいで(？)扉が閉まりかけた

KH「おぉっ…(汗)」

挟まる…！！って思って目をギュっと瞑ったら…

KH「…大丈夫ですか…？」

と扉を手で押さえてるこの彼…。

「………す…すみません…(汗)」

挟まってなかった……。

KH「………」

最初から恥ずかしい…(汗)

そればっかりに集中して、ここでまたこの人への恐怖感を忘れたわたし…。

扉が閉まる…。

ボタンの前にいる彼と、奥の隅に立ってるわたし…。

KH「何階ですか？」

前を向いたまま、こっちも見ないで聞かれた。

「ぁ…７階…で…(汗)」

黙って７階のボタンを押した後、その彼は一つ上の８階のボタンを押した…。

ふわっと体が浮く感覚…。

そして何とも言えない空気感…。

気まずくて…４階…５階…と切り替わる数字を見上げる…。

６階…になった時、よしっ…！と思って無意識に唇を噛み締める…。

７階…。

扉が開いた。

一歩踏み出すほんの少し前…
無意識に大量のみかんの袋を反対の手に持ち替えたわたし…。

ブチッ！！！

ってなる感触を感じたのは本当にほんの一瞬……。

「ゃぁぁあっ(汗)」

へんてこりんな声と同時に流れるように零れ落ちた…大量のみかん……。

エレベーターの外にもコロコロコロ…と転がるみかん…。

「すみませんっ(汗)ごめんなさいっ(汗)」

慌ててエレベーターの中に散乱しているみかんを拾い集める…。

恥ずかしくて死にそう…(汗)

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