だから、言わなきゃ。 ページ20
「座ってて?…何飲む?^^」
KH「ぁ…なんでも…(汗)」
キッチンで、リビングに行くキュヒョンを見送った。
コーヒーを淹れながら、これから、キュヒョンになんて声をかけようか
ぐるぐる考える。
わたしたちは、これ以上会わないでいたほうがいいと思う。
そう。
たったこれだけ。これだけ言えたら、大丈夫。
「はい…^^」
キュヒョンの前にコーヒーを置く。
KH「ぁ…ぁりがと…^^」
「ん^^」
近すぎず…遠すぎず…不自然な距離を保って座ってるわたしたち。
「ぁつっ(汗)」
唇に触れたコーヒーが熱くて、体がビクってする…。
KH「大丈夫?(汗)」
「…(笑)うん(笑)ごめん…(笑)」
しばらく続く沈黙…。
頭の中で何度もイメージした…あの言葉を…言わなくちゃ…。
自分の部屋にキュヒョンがいるだけで、こんなに緊張してる…。
怖いのは、またキスされてしまうんじゃないか…じゃなくて…
またキスをされた時、きっとキスを許してしまうであろうわたし…。
そして、キスをしたら…きっとキュヒョンを好きになってしまうのであろうわたし…。
ただ座ってるだけで…会話もろくに交わしていないのに、一人、一生懸命
警戒しているのが…いい証拠…。
わたしはたぶん…もうキュヒョンのことが少し…好き…。
だから尚更言わなくちゃ…。
「キュヒョン。」
コーヒーを持ってる手が…緊張する…。
KH「??」
キュヒョンと目が合った。
「わたした
〜♪
言葉を遮るように、部屋中に鳴り響いたわたしの着信音…。
「……(汗)」
〜♪
KH「電話……」
「………」
ケータイを手にしたら
『着信 ○○○』
元彼からの着信…。
「……ぁー…後で…。後でいい。」
電話を切る。
マナーモードに切り替えようとする手が、緊張で焦って
〜♪
また…。
用件はきっと、わたしの部屋に置いたままだった荷物のこと…。
KH「出なよ…」
「…ぅぅん。後で…かけ直すから。」
マナーモードに切り替わったのに、握ってる手の中で延々と鳴り続ける電話。
「ごめん(汗)ちょっと待ってて?^^(汗)」
立ち上がって電話を手にキッチンへ。
「もしもし。」
彼「ぁ…やっと出た…。」
「ごめん。今人と一緒だから、忙しいの。」
彼「ぁ、ごめん。じゃー…今外?」
「うん、荷物の話??」
自分でも結構びっくりする温度の低い声…。
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梨子(プロフ) - りかさん» 初めまして( ´ ▽ ` )ノこんばんはー( ´ ▽ ` )ノあはははは笑。初めてのご指摘ですwなんてゆーか…←コレですよね?笑。これが梨子だと思ってご理解いただけるとうれしいです…笑。 (2013年5月30日 1時) (レス) id: 4a1fc78291 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます(^ ^)次回作も楽しみです! (2013年4月11日 21時) (レス) id: b33f9fd7e7 (このIDを非表示/違反報告)
momoka*(プロフ) - すっごいおもしろかったです** 次回も楽しみにしてまーす。 ~ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 54ce496d32 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 梨子さん、お疲れ様でした&ありがとうございました!もぉ~ギュったら。。。でもどんなギュでも結局ギュが大好きな『私』。そして梨子さんのお話が大好き!次回作は誰かな、楽しみに待ってます♪ (2013年4月11日 18時) (レス) id: 7f666a764f (このIDを非表示/違反報告)
sasha(プロフ) - いつも楽しく拝見してます〜( *´艸`)ミンくんペンだけど、梨子ちゃんのお話読んだら、ギュにぐらぐら(〃ω〃)次も楽しみにしています♪ (2013年4月11日 17時) (レス) id: 8f1df0361c (このIDを非表示/違反報告)
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