ボク…は何故ここに…

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ﾄﾚｲﾝ『私は魔法史の授業を担当する、
トレインだ。
そしてこのクラスの担任でもある。
こちらは私の使い魔のルチウス。
君たちには、この世界に繁栄をもたらしてきた魔法の歴史を学んでもらう。』

ﾙﾁｳｽ『オ゛ァ〜〜〜〜(真面目に受ける様に)』


ﾄﾚｲﾝ『私はレポートだけではなく授業態度でも評価を行うぞ。
居眠りは許さない。
では、テキスト10ページを開いて。
魔法と魔法石の違いとその歴史についてだが……』

ﾙﾁｳｽ『オ゛ァ〜〜〜〜(テスト範囲である)』


ルチウスとトレイン先生の発言に頷きながらノートを取り思っていた事を口に出す

A『随分、分かりやすく説明してくれるのだな…。』



全ﾓﾌﾞ(どこがだ！？)








2時限目 実験室

ｸﾙｰ『俺の名前はディヴィス・クルーウェル。
気軽にクルーウェル様と呼んで良いぞ。』

ﾓﾌﾞ("気軽"ってなんだっけ！？)

馬鞭を手に持つ白黒の男を見つめ、自分の崇拝する者に並ぶか？
と考えたとたんにバカらしさが際立ちため息をつく

A『人間に様付けとか馬鹿らしい…。』


発言が聞こえていたらしく鋭い視線がコチラを射抜く様に向いていた


ｸﾙｰ『…。随分、躾のなっていない仔犬がいるようだな。
まぁ、良い。授業を始める。
……まず基本的な知識として薬草と毒草100種類の見分け方をお前らの小さい脳味噌に叩き込む。
菌糸類はまた別だ。
散歩中に知識無く口に入れて中毒にならないように、いずれ覚えてもらう。
犬はすぐに拾い食いをするからな。
テストで赤点をとる生徒が一匹も出ないように厳しく躾ていくからそのつもりで。』


説明していきながら図鑑のように分厚い参考書のページを開いていけば
それらにまつわる植物が入ったシャーレを置いていく
クルーウェル


ﾓﾌﾞ1『なぁ？……キンシルイってなんだ？』

ﾓﾌﾞ2『それゃ、アレだろ。』

ﾓﾌﾞ1『アレってなんだよ…。』

ﾓﾌﾞ2『アレはアレだろ。』


そんな、アホらしい会話についに口を出してしまった

A『菌糸類はキノコやカビを指すもの。
中には毒にもなるものが多いが毒も制すれば薬になるんだ。』

ﾓﾌﾞ2『キノコやカビのことか！詳しいんだな！！』

ﾓﾌﾞ1『いや！？お前知らなかったのにあんなに啖呵をきってたのかよ！？』



A『別に…、冬虫夏草とかは良く薬や毒を作るのに使うから記憶している。
それだけだ。』


参考書の内容を全て頭に入れた所で鐘がなり次の授業へと移動する

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